(/Д\)キャ新聞

孫社長、「iPhoneはグーグル携帯に勝っている」
 ソフトバンクモバイルは19日、携帯電話の夏商戦向け新モデルを19日から順次発売すると発表した。
 「SOLAR HYBIRD 936SH」は太陽電池パネルを搭載したシャープらしい端末。太陽光による約10分の充電で待ち受けなら約2時間、通話なら約1分程度の使用が可能になるという。「あわてて電池式充電器をコンビニに買いに行ったことがわたしもたびたびあるが、電池がなくなる心配から解放される」(孫社長)
 上位機種ではほかにも、3インチの大型サブディスプレーを搭載する「mirumo 934SH」(シャープ製)、IEEE802.11b/gの無線LAN機能を内蔵する「931N」(NEC製)など高機能な製品を用意した。
 都内で会見した孫正義社長は「19機種61色と、ソフトバンク史上最大の機種をそろえた」と、品ぞろえに自信を見せた。発表会場にはテレビCMの「お父さん」を演じる白い犬や女優の上戸彩さんら「白戸家」のメンバーが登場。孫社長が新機種を使って「家族写真」を撮り、同日発表したデジタルフォトフレームに送信する様子を披露した。
 新サービスでは、メールで動画の新着情報を通知する「選べるかんたん動画」を19日に、音楽情報の「かんたんミュージック」を6月中旬にそれぞれ始める。いずれもメールからの操作で手軽に再生・視聴できるという。
 かんたん動画では、お笑いタレントのコント動画などを楽しめる「S―1バトル」に加え、「野球」や「芸能ニュース」など合計8つのコースを用意する。2つ目のコースまでは無料。会場では、元プロ野球選手の江川卓氏と桑田真澄氏が登場し、「ニュースでは短くなってしまう試合もしっかり見られる」(江川氏)、「ニュースが見られない日でも各チームの結果をチェックできる」(桑田氏)とアピールした。
 ソフトバンクモバイルの孫正義社長は、NTTドコモが国内初投入するAndroid端末について「スマートフォン市場を拡大するもの」と歓迎しつつ、「米国ではAndroid端末が発売されたが、iPhoneがナンバーワンをキープしている状態。日本でも全キャリアの全機種中でiPhoneがいまだに一番売れている」と話し、Android端末との競争に自信を見せた。
 発売から1年近くたつiPhoneの販売が「尻上がりに伸びている」のは、「今までの日本の携帯でなかった現象。新しい時代を作り出す息の長い商品では」と今後の拡販に期待した。
 また新機種から新たに「ハイスペック動画機能」を導入。最大10Mバイトの大容量動画をダウンロードして視聴できるようにする。H.264にも対応して高画質化。ダウンロードしながら再生できる「プログレッシブダウンロード」にも対応し、動画再生までの待ち時間が短くて済むという。夏モデル7機種が対応しており、対応機種は順次増やしていく。孫社長は「携帯はハードの進化だけでなく、ソフトも重要だ。コンテンツを充実させるのはソフトバンクの使命。今後もコンテンツを増やしていきたい」と述べた。
 発表会見での孫社長との一問一答は以下の通り。
――大容量の動画配信サービスを拡充しているが、地方部では通信網の整備が遅れているのではないか。
 「高速に通信するHSDPAの人口カバー率は、現在9割程度。地方ではユーザー数が少ないため回線がすいており、都会より高速に通信できる」
――携帯市場が縮小するなかで機種を増やすと、端末メーカーの開発費負担が重いのでは。
 「チップを増やすという従来のエンジニア的発想ではなく、国内市場に合わせてデザインなどを工夫することで開発費を抑えている」
――他社が「グーグル携帯」を発売するが、「iPhone」の競合をどうみているか。
 「スマートフォンの市場は今後拡大するだろうが、米国でもiPhoneはグーグル携帯に勝っている。iPhoneは発売後10カ月たっても、いまだに全キャリアのすべての機種の中で一番売れている」
――今回発表した動画配信サービスにiPhoneは対応していないが、今後も断絶状態は続くのか。
 「ソフトバンクがあえて対応させていないのではなく、技術的な問題。対応するのは時間の問題だ」

 6月に米Appleが新機種を発表するとの観測が広まっているが、孫社長は「うわさにはコメントしない」と話した。ただ、「ソフトバンクとしてはiPhoneは大変好調であり、積極的に継続していきたい」と今後の販売継続に意欲を見せた。
 


ドコモ、夏モデル18機種を発表 グーグル携帯が日本初上陸
 NTTドコモは19日、夏モデルの携帯電話4シリーズ18機種を5月22日から7月にかけて発売すると発表した。日本初登場となる「グーグル携帯」をはじめ、タッチパネル搭載機種を増やした。音声入力で操作する機能なども充実させ、会見した山田隆持社長は「使いやすさを重視した自信作」と語った。
 機能面ではiモードのブラウザーを刷新し、アプリケーションを立ち上げずにサイト内で動画を再生できるようにした。大容量化して表示できる情報量を増やしたほか、JavaScriptにも対応させた。また、音声で端末の機能を呼び出したりメールを作成したりできる機種も増やした。機種変更時にアラームや辞書などの設定情報を引き継ぐ機能や電池の残量表示の細分化など「顧客から要望が多いサービスを充実させた」(山田社長)という。
 会見での山田社長と永田清人執行役員プロダクト部長との主な一問一答は以下の通り。
――午前にソフトバンクモバイルが発表した新機種と、一部機種が類似しているが。
山田社長 原則としてはドコモオリジナルだが、一部ならかまわない。原点はお客様の満足にどう応えられるか、使い勝手がよいと思ってもらえるかだ。
――燃料電池を搭載した端末はいつ出せるか。
 電池は安全性が重要だ。もう少し時間が必要だ。
永田部長 外付けならば近い将来可能だが、端末に組み込むには時間がかかる。
――グーグル携帯は日本初上陸となる。
山田社長 「Gmail」や「ストリートビュー」などグーグルが提供するサービスを十分に活用できる。スマートフォン市場にとっては大いなる前進だ。
――機種数が多いが販売への自信は。
山田社長 2010年3月期の端末販売台数は前期比2%減が目標。前期並みの販売を確保するために魅力ある端末を出す。メーカーの開発コストを抑えるために、ソフトと部材の共通化なども進める。いろいろな施策で台数が大きく落ち込まないようにしたい。
――PROシリーズの目標販売台数は。
永田部長 ドコモはこれまでスマートフォンが強かったかといえばそうではなかった。2008年度に100万台を超える市場であり、今年度はシェアを伸ばす。グーグル携帯をはじめ商品力はあるので、市場の半分を取れるようにしたい。

 国内初のAndroid携帯「HT-03A」を発表したNTTドコモの山田隆持社長は、「国内メーカーにもAndroid携帯を作ってほしい」と期待している。
 19機種が登場した新製品発表会で、最も時間を割いたのがAndroid携帯の紹介。「まさに携帯するGoogle」――山田社長は、Gmailやストリートビューが快適に利用できたり、「Androidマーケット」でアプリを購入・インストールできる点などをアピール。「iPhoneとは少し違った位置付けだ」とも話し、“iPhone対抗”もにおわせた
 AndroidやWindows Mobileを搭載したオープン仕様のスマートフォンは、iモードのようなクローズドサービスを搭載した従来のドコモ端末と競合する恐れもある。山田社長は、「どちらかが成ってどちらかが成らない、というものではない。スマートフォンの勢力が増しているのは事実だが、うまく融合していきたい。スマートフォンにiモードを載せるという議論も出てくる」と話した。
 スマートフォンは世界共通仕様の端末が多く、ドコモの独自性は打ち出しにくいが、「スマートフォンは“全世界ケータイ”でドコモだけに閉じないのが特徴。独自性というより、便利なものをリーズナブルに提供する」と山田社長は位置付けていた。



ドコモ、「ホームU」の月額料金を半額以下に値下げ
 NTTドコモは、自宅の無線LANエリアを利用した携帯電話向けサービス「ホームU」について、6月1日から月額料金を490円に値下げする。
 「ホームU」は、自宅の無線LAN環境を利用して、携帯電話で050番号の割安なIP電話やパケット通信が可能なサービス。ホームUを利用したパケット通信やフルブラウザ通信では、パケット料金は無料となる。
 従来は月額1029円で提供していたが、6月1日から半額以下となる月額490円で提供開始。「ホームU」の利用には月額基本料金のほか、ドコモのFOMA新料金プランにて、パケット定額サービス「パケ・ホーダイダブル」(月額490円~1万3650円)に契約する必要がある。
 対応端末は従来からの「N906iL onefone」に加え、19日に発表された夏モデル「N-06A」の2機種。
 なお、ソフトバンクでは19日、自宅の無線LAN環境や公衆無線LANサービス「BBモバイルポイント」を利用した同様のサービス「ケータイ無線LAN」を8月下旬に開始すると発表した。月額料金は1029円で、利用には月額315円の「S!ベーシックパック」と月額1029円からのパケット定額サービスへ加入する必要がある。



【東京新聞社説】
民主新体制 まずまずの再始動だが
2009年5月19日
 鳩山民主党が挙党一致をキーワードに新布陣を整えた。一時離れた支持は戻ったが、「民主政権」誕生には世論のためらいも感じられる。この壁を乗り越えられるかどうか。新体制の試金石になる。
 「未来に向けていい花を咲かせたい。いいスタートが切れた」-。鳩山由紀夫代表は新執行部人事をこう自賛した。
 小沢一郎氏と距離を置き代表選で争った岡田克也氏を幹事長に、小沢氏は選挙担当の代表代行に起用。幹事長代理には岡田氏を支持した野田佳彦氏を充て、小沢色一掃を求める次世代クラスにも配慮した。
 政権交代の一点を見据え、結束を最優先させる。待望論のあった岡田氏を選挙の表の「顔」とし、実務は小沢氏に仕切らせる-。鳩山流の総選挙シフト人事だ。小沢氏の要職起用に多少の批判は出たとしても、与党の恐れる「選挙の小沢」で勝負するしかない、との現実的な判断からなのだろう。
 ただ、候補のテコ入れなどで選挙戦の陣頭に立つ岡田氏と小沢氏の役割分担をどうするのか。すみ分けはできているというが、今後、摩擦が起きないとも限らない。懸念される「小沢院政」色が強まれば、一転して有権者の「民主離れ」を引き起こそう。
 各メディアの緊急世論調査ではどちらが首相にふさわしいかで、鳩山氏が麻生太郎首相を大きく上回った。衆院比例代表の投票予定先でも、民主が自民を依然リードし、鳩山民主に朗報となった。
 一方で、共同通信の調査では「鳩山氏に期待しない」が50・6%で「期待する」の47・5%を超えた。政権交代を望むが、民主党にできるのか、世間は懐疑的に見ている。
 党首交代で表紙は変わったが中身はどうか、政権を任せられる力はあるか、民主の経済政策に財源の裏付けは十分か-。有権者が抱く疑問、不安だ。これを一つずつ解消しなければならない。
 終盤国会での論戦がその格好の機会になるだろう。無駄な基金創設などが指摘される本年度補正予算案の参院審議、党首討論である。鳩山氏は首相との論戦に積極的に臨み、具体的な政権ビジョンを示してもらいたい。
 鳩山代表をくみしやすし、とみていた与党には、想定を上回る民主の復調はショックに違いない。相変わらず国民の厳しい目が自公政権に注がれている。あっさりと「支持逆転」を許した背景などを早急に分析すべきだろう。
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by クロエ お財布 (2014-07-02 01:54) 

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