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ソフトバンク「ケータイWi-Fiチャンネル」はケータイWi-Fi普及の起爆剤になるか(COLUMN)
 ソフトバンクモバイルが今後注力するという、無線LAN接続によるデータ通信の高速化を実現する「ケータイWi-Fi」。その普及を占ううえで重要な要素の1つがケータイWi-Fi上で楽しめるコンテンツだ。ケータイWi-Fiから利用できる「ケータイWi-Fiチャンネル」の取り組みと今後について、担当者に聞いてみた。
ケータイWi-Fiチャンネルのターゲットは?
 現在、ケータイWi-FiチャンネルにはYahoo!動画やニコニコ動画、新聞・雑誌など6つのチャンネルが用意されており、データ容量が大きいコンテンツが提供されている。
 現在の利用者層について田中氏は、サービスを開始してまだ間もなく、しかも最新の高機能端末が必要であることから、「30代の男性が多い」と話す。それゆえ、人気のコンテンツも、主にグラビア動画やアニメが中心のようだ。グラビアの取り扱い方については社内でも議論があり、現在はあまり人目につかない場所に配置しているそうだが、需要の高いジャンルであることから、今後は扱いを変えていく可能性もあるという。
 しかしながら、今後も男性中心のサービスを展開していくわけではなく、女性の利用者も開拓していきたいとのこと。無線LANならではの特性である“大容量”を生かしてECサイトの商品カタログを3Gよりもリッチな環境で見せるなど、“女性に刺さる”コンテンツを検討しているそうだ。
 またケータイWi-Fiチャンネルのターゲットについては、「サービスの提供者側からすれば、携帯コンテンツの利用者が全員がターゲット」(田中氏)とのこと。新しいユーザーを開拓することも重要だが、コンテンツの品質の高さやダウンロードの快適さは、既存のコンテンツを利用している人でないと実感できない。それゆえ、ケータイWi-Fiの特性を理解してもらう上でも、携帯コンテンツ利用者を意識した展開をしているそうだ。
試写会など無線LANでのみ楽しめるコンテンツも
 ケータイWi-Fiで提供されているコンテンツは、一部を除き3G回線でも利用できる。田中氏は、携帯電話上ですでに多くのコンテンツが流通しているなか、「無線LANならではのコンテンツを提供するのは難しい」と話す。それゆえ、ケータイWi-Fiチャンネルの特徴を「無線LANに接続することで3Gよりも快適かつリッチなコンテンツが利用できること」としている。
 とはいえ、ケータイWi-Fiに特化したコンテンツの展開にも注力している。その1つが、携帯電話で公開前の映画本編が視聴できる「ケータイ試写会」だ。最近では、1月15日から18日まで1万人限定で映画「オーシャンズ」の試写会を実施した。
 ケータイ試写会のメリットとして、田中氏は“気軽さ”を挙げる。通常の試写会の場合、映画館で2時間、PCのオンライン試写会でも、PCのそばにいなければならない。しかし、ケータイ試写会ならば、画面こそ小さいものの、携帯電話を通してどのようなシチュエーションでも視聴できる。またチャプター毎に分割して視聴する形となることが、時間や場所による縛りを少なくするなどのプラス要因としても働いているという。
 実際にケータイWi-Fi対応端末で映画やドラマ、アニメなどの動画を視聴してみたが、3Gでは短く区切られがちな動画を連続再生できるのは快適だった。また、自宅でそうした動画を気軽に視聴できるメリットは高いとも感じる。しかし一方で、大画面の端末で横画面のフルスクリーンで視聴すると映像や再生アプリケーションが画面にフィットせず、黒い余白が目立ってしまうことが多く、気になった。
 これについて田中氏は、「ケータイWi-Fiに対応した多くの端末はVGAクラス。一方、動画は一般的な縦画面の携帯電話でも視聴できるよう、QVGAで提供されているものが多い。そのため余白が生じやすくなっている」と説明。視聴者からすると、余白が目立つのはコンテンツのリッチ感が失われるように感じてしまうのが正直なところだが、 コンテンツを提供する側としては、「制作コストの観点から、他の3G端末や他社端末とソースを共有したい」というのが本音であろう。端末側での対応も含め、3Gとの明確な差別化を打ち出していく上でも、この辺りは今後の課題になってくるように思う。
iPhone向けには提供されるのか?
 現在、ケータイWi-Fiチャンネルのセールスポイントは、無線LANの強みを生かした長時間動画であることは確かだ。だが携帯電話の小さな画面で長時間動画を視聴するのは大変だという意見もある。確かに、NTTドコモがエイベックスと合弁会社を設立し展開している「BeeTV」などを見ても、携帯電話での視聴を考慮し1番組の長さがおおむね10分以内となっているものが多い。
 これについて田中氏は「空いた時間に動画を楽しむという今までのケータイ・インターネットの延長線として考えると、短時間が適しているのかもしれない。しかし、弊社はモバイルインターネットでデジタル情報革命を起こしたいと考えており、“PCで見られるものをケータイでも見られるようにする”という発想で取り組んでいる」と説明する。携帯電話やPCというくくりを取り払って、どちらでも同じコンテンツが楽しめるようにしていく方針のようだ。
 インタフェースにも、そうした工夫が見られる。例えばケータイWi-FiチャンネルのWebサイトなどは、PCサイトなどが扱いやすいiPhoneのインタフェースを意識。一般的な携帯サイトにありがちな文字の詰まったレイアウトではなく、全体的に間隔が広く文字も大きい。タッチによる操作がしやすいレイアウトになっているのだ。
 では逆に、iPhoneをはじめとするスマートフォンに向けて、ケータイWi-Fiチャンネルを提供する考えはあるのだろうか。田中氏は「iPhoneがアップルのソリューションであるように、スマートフォン利用者には、当初からスマートフォン向けの機能やサービスを使いたいというニーズがある」と話す。ケータイWi-Fiは従来のモバイルインターネットサービスの延長線上にあることから、通常の携帯電話向けサービスという位置付けを崩すことは考えていないようだ。
 ケータイWi-Fiチャンネルの今後についてはどのように考えているのだろうか。
 ケータイWi-Fiは現在の3G携帯電話で提供しているコンテンツすべてを快適にするものであることから、田中氏は、「初期段階では違いの分かりやすい動画などを主軸に展開しているものの、動画や雑誌以外のジャンルにも広げていきたい」という。
 また動画についても、ケータイ試写会の取り組みを来月以降も継続していくほか、さまざまな展開も検討しているとのこと。チャンネルも現在の形にとらわれることなく随時変更を加えていく可能性があるそうだ。
 ケータイWi-Fiチャンネルのコンテンツには魅力的なものも多い。しかし一方で、3Gの延長線にあるという関係上、画像サイズの問題に代表されるように、多くの人がそのメリットを享受するのはまだ難しい。こうした問題をクリアし、Wi-Fiならではのメリットを打ち出せるようなコンテンツを用意できるかが鍵を握るといえそうだ。
 現状、ケータイWi-Fi自体は対応端末や接続可能な無線LANのアクセスポイントなどハード面の課題の方が大きい。だがコンテンツの魅力が高まれば、そうした問題を超えて利用者拡大に結びつく可能性もある。モバイルの特性を生かしながら、ケータイ試写会のようにWi-Fiの高速・大容量性をフルに発揮し、かつユーザーが明確なメリットを享受できるようなコンテンツの提供が求められている。



音楽CD店頭販売額、SMEが首位奪回 09年、民間調査
 音楽ソフトの市場調査を手掛けるエス・アイ・ピー(東京・港)は2009年のCDの店頭販売実績をまとめた。店頭販売額は約2364億円と08年比で27%減少。レコード会社別シェア(金額ベース)でソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が3年ぶりに首位を奪還した。
 SMEのシェアは18.6%と08年から5ポイント近く上昇。若年層に人気の高い遊助のシングルCD「ひまわり」(約21万枚)や加藤ミリヤのアルバム「Ring」(約26万枚)などが好調だった。洋楽ではマイケル・ジャクソンのアルバム「THIS IS IT」が約13万枚を売り上げた。



日テレ、ドコモの新型スマートフォンにソフト提供 世界の名所動画など
 日本テレビ放送網はNTTドコモの新型スマートフォン(高機能携帯電話)「エクスペリア」向けにソフトを提供する。世界の名所の風景を美しい動画で見ることができるソフトなど、端末の機能向上に合わせた4本を供給する。コンテンツ制作力を生かし、放送以外の事業を強化する経営方針の一環。
 ドコモが4月に設けるソフト配信サイト「ドコモマーケット」と契約すれば入手できる。提供するソフトは世界の美しい風景を紹介する「女神の旅」、米グーグルの地図ソフトと連動して店舗情報を看板娘の写真と一緒に表示する「美女地図」など。



新興国景気、過熱に警鐘 日銀リポート、金融緩和の修正促す
 日銀は新興国経済に関するリポートを公表し、「新興国への資金流入の増加は景気の過熱をもたらす」と警告した。金融危機の影響が薄らいできた2009年春以降、新興市場への資金流入が増加しており、このまま流入が続けば、膨らみすぎたバランスシートの調整圧力が強まりかねないと指摘。金融当局が適切なタイミングで金融緩和策を修正する必要があるとの認識を示した。
 金融危機からの回復観測とともに、アジアや南米などの新興国への投資が拡大。株価や不動産価格が上昇し、景気過熱を懸念する声が出ている。リポートでは、新興国の金融緩和策や海外資金の流入で通貨供給量が大幅に増え、企業や家計のバランスシートが膨らんでいると分析した。



日経社説 名護市長選挙で深まった普天間の混迷(1/25)
 日米間の懸案である普天間基地の移設問題の行方を展望するうえで重要な意味を持つ名護市長選挙は、同市辺野古への移設に反対する新人の前市教育長、稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民、国民新、沖縄社大推薦=が当選した。
 反対派市長の登場は、迷走を続ける鳩山政権の普天間への取り組みをさらに混迷させる。
 名護市は、本来保守的な土地柄とされる。移設問題が争点の市長選は4回目で、これまで容認派が勝利してきた。しかし今回、容認派の現職で自民党が支援する島袋吉和氏(63)=公明支持=は、鳩山政権の登場で、いっそう高まった県外移設論の流れに抗しきれず、落選した。
 皮肉にも、鳩山政権は、民主党推薦候補の勝利により、特に対米関係上苦しい立場に追い込まれる。
 鳩山由紀夫首相は普天間移設をめぐる結論を5月に決めると表明し、(1)日本の安全保障は日米同盟が基盤であり、日米合意の重みは認識している(2)移設先は県外、国外が望ましいと主張して選挙を戦い、勝利した重みも認識している(3)連立政権を維持するために、社民党、国民新党の意思を尊重する必要もある――の3条件を指摘してきた。
 首相は「3条件を満たす答えを探すのは、針の穴にロープを通すくらい難しいかもしれないが、あきらめていない」とも述べてきた。
 稲嶺氏の勝利は、沖縄での前回衆院選挙の結果尊重、社民党などの連立与党の意思尊重の立場とは合致する。が、日米合意を重視する観点とは衝突する。これによって5月に予定する政府の態度決定への道のりはさらに険しくなった。
 普天間移設問題は地域の問題である以前に日本の安全保障上の問題である。したがって名護市民に安全保障上の問題の選択を委ねるのは適当ではない。
 そのような構図ができたのは鳩山政権の迷走の結果である。鳩山首相が意識したかどうかはわからないが、首相があげた3条件は重要度の順でもある。
 安全保障の観点に立った判断をし、それに抵抗のある沖縄県民や社民党を説得する。それは最終的には首相だけができる仕事である。
 2006年、額賀福志郎防衛庁長官(当時)は沖縄を訪問し、風呂のない公民館に泊まり、地元村長の家で地元料理の山羊汁を食べた。鳩山政権には、沖縄に対し、そのような接し方をした閣僚はいない。
 首相自身は就任後、まだ沖縄に行ってもいない。
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