(屮゜Д゜)屮クレクレ新聞

「ニンテンドー3DS」注目ソフトの完成度
 任天堂が2011年2月26日に発売する新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」。普及のカギは当然ながら、販売を牽引する目玉タイトルの登場にある。3次元(3D)というゲームの表現は始まったばかりで、ゲーム開発者もまだ模索中という状況だ。9月29日開催の「任天堂カンファレンス2010」に出展されたタイトルで気になった点をまとめてみた。
 3DSの画面解像度は「ニンテンドーDSi」から劇的に向上したわけではない。DSiの液晶が3.25型で256X192ドットなのに対して、3DSの上画面(3D表示用)は3.53型で800X240ドット。このうち800ドットを左右の目に割り当てるため実際は400X240ドットとなる。見た目は、DSをワイド画面にして一回り大きくした感じだ。
 この解像度は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の480X272ドットやアップルのスマートフォン「iPhone4」の960X640ドットと比較すると数字上は低い。ただ、搭載されているグラフィックスチップが効いているのか、映像は滑らかで画質も悪くなかった。
奥行き感をどう生かすかがポイントに
 この液晶を使った3Dゲームは、任天堂カンファレンス2010で試遊した範囲では「飛び出す3D」ではなく「奥行き感がある3D」になるようだ。3Dには画面の手前側に飛び出すように立体感を見せる方法と奥行き感を出す方法の2つがある。テーマパークのアトラクションなどでは、観客を驚かせるために飛び出す3Dを使うこともあるが、長時間の作品では目が疲労しやすい傾向がある。
 3DS用のゲーム開発では、こうしたハードウエアの制約やユーザーの快適さを考慮して、ゲームのおもしろさを3Dでどう最大限に引き出すかがポイントになるだろう。
 試遊したなかで、奥行き感の使い方が特に優れていると感じたのは、ファンタジー的な映像のシューティングゲーム「新・光神話 パルテナの鏡」(任天堂)だった。主人公は空を飛び、地上を走るが、基本的に画面の奥へ奥へと進んでいく。小さな敵が段々と手前に迫ってくる様子がわかりやすく伝わり、スピード感もある。
 3Dですべてを表現するには限界があるため、遙か彼方の物体は2Dで表示しているようだが、それを敵の巨大さを演出したり、空気の流れを表現したりするのにうまく使っている。3Dならではの新しいジャンルのシューティングゲームになりそうな期待を覚えた。
リアルな表現は苦手?
 一方、レースゲームの「リッジレーサー3D」(バンダイナムコゲームス)は、3DSにおける3D表現の難しさを感じた。処理性能の制約からそれほど多くのポリゴン数を表示できず、既存の高性能な家庭用ゲーム機のようなリアルさが出せない。立体ではあるが実在感に欠け、没入しにくい印象を受けた。
 オートプレイのデモ版を公開した「マリオカート」(任天堂)は、同じレースゲームでもリッジレーサー3Dとは違い、車がジャンプしたり空を飛んだりすることで奥行き感を強調していた。リアルなレースゲームにはない動きだが、こうした演出のほうが逆に3Dの効果を引き出せるような気がする。
 「スーパーモンキーボール3D」(セガ)も、3Dのメリットをわかりやすくみせていた。猿が入ったボールを立体空間の中で転がしてバナナを集めるパズルゲームだが、過去のシリーズでは明るくくっきりとした色調の画面を立体的に認識するのに慣れが必要だった。ところが、3DSでは立体空間が最初から3Dで表現されているため、複雑な構造のマップでも把握は容易だ。この没入感は大きい。
 ただ、スーパーモンキーボール3Dの場合、3DSのジャイロセンサーをゲームに使う試みはうまくいっていなかった。ジャイロセンサーでゲーム機の傾きを検知して、その方向にボールが転がるようにしたのだが、ゲーム機を傾けると立体視できる角度から外れてしまう。3DSを立体視できるのは、一定の視野角の範囲に限られるためだ。セガの担当者は「パッドでも操作できるようにしており、そちらが中心に遊ばれるかもしれない」と話していた。ジャイロセンサーと3D液晶の相性はあまりよくないようだが、現状では「すべての機能を組み込んだうえでユーザーに選んでもらう」(セガ)という方針のようだ。
 このほか、実在の野球選手を使った「プロ野球スピリッツシリーズ」(コナミ)も、ボールが目の前に向かって飛んでくるという意味で3Dをわかりやすく利用している。「バイオハザード:REVELATIONS」(カプコン)は色調と空間表現の工夫で解像度の低さをカバーし、リアル指向と3Dの両立を狙っている。
 これらの開発中のゲームを見る限り、3Dならではのおもしろさをユーザーに感じさせる手法はまだ試行錯誤の段階のようだ。一ユーザーとしては、奥行き感を画面一杯で表現するゲームほど新しい体験を提供してくれるように感じた。ユーザーが操る対象が画面の上下左右を動き回るようなゲームが3DSには向いているかもしれない。
「体験しなければ実感できない」が課題
 任天堂の岩田聡社長は3DSのプレゼンテーションで普及への課題を挙げ、「裸眼立体視は体験しなければ実感できない」と述べている。もちろん、専用めがねを必要とする3Dシステムよりは有利で、口コミも広がりやすいだろう。しかし、それぞれのゲームの3D表現を効果的にプロモーションしていくために、2D時代とは違った手法が必要となっていくはずだ。
 今回の発表では、3DSのダウンロード販売を使いやすく改善するとの方針を示している。具体的な中身は明らかになっていないが、3Dゲームのデモ動画をダウンロード配信するといったことでも当面は認知度向上に役立つのではないか。



米アップル株、初の300ドル台 時価総額「米最高」射程に
 【シリコンバレー=岡田信行】13日の米株式市場で米アップルの株価が初めて300ドルの大台に乗った。18日に発表する四半期決算が好調とみられるほか、20日にパソコン「マッキントッシュ(マック)」関連の発表を予定しており、投資家の期待感が高まった。時価総額は約2742億ドル(約22兆4200億円)。米市場トップの米資源大手エクソンモービル(約3311億ドル)が射程圏内に入ってきた。
 アップルの株価は13日、寄りつきから300ドルを超え、一時301.96ドルを付けた後、前日終値比1.60ドル(0.5%)高い300.14ドルで通常取引を終えた。1年前の株価(2009年10月13日終値は190.02ドル)を58%上回る水準で、この1年で時価総額を約1000億ドル(約8兆円)高めた計算になる。
 アップルは18日に10年7~9月期決算を発表する予定だ。今春導入した多機能情報端末「iPad(アイパッド)」がヒット。高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」やマックの販売も世界的に好調で好決算が見込まれている。
 20日にはマック関連の記者発表会を予定している。単価が高く、同社の収益を下支えする陰の主役であるマックの拡充で、投資家の間には来年以降の収益拡大に期待感が高まっている。エクソンとの差は570億ドル(約4兆6600億円)。過去1年間のアップルの株価上昇を考えると追いつけない差ではなく、「米市場で最も価値ある企業」の座を奪えるかに注目が集まりそうだ。



AOL、ヤフー買収を検討…米紙報道
 【ニューヨーク=小谷野太郎】米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)は13日、米インターネットサービス大手AOLが複数の投資ファンドと組み、米ネット検索大手ヤフーの買収を検討していると報じた。
 関係者によると、ヤフーとAOLの事業統合案などが検討されているという。
 ヤフーを巡っては、2008年1月に米マイクロソフト(MS)が買収を提案したが、ヤフーの反対で交渉が決裂した。当時、ヤフーはMSの提案を拒否するため、AOLとの事業統合案を検討したことがある。



ウィルコム、ソフトバンクが社長派遣 更生計画案を提出
 会社更生手続き中のウィルコムは14日、東京地裁に更生計画案を提出した。スポンサーのソフトバンクが、宮内謙ソフトバンクモバイル副社長を社長として派遣、再建を全面的に支援する。
 ウィルコムは、次世代PHS事業を同社から切り離し、従来型のPHS事業に専念。契約者が減少している一般向けは基地局の削減などで経費を圧縮し、医療分野を中心とする法人向けを強化する。
 計画案では、まず100%減資を行った上で投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(AP)を引受先とする3億円の第三者割当増資を実施。その後、全株をソフトバンクが引き受ける。約410億円の債務は6年かけて分割返済する。
 一方、高速大容量の次世代PHS事業はソフトバンクやAPなどが設立する「ワイヤレス・シティ・プランニング」が引き継ぐ。
 ウィルコムは、携帯電話との競争激化で加入者の減少したうえ、次世代PHS事業への投資が重荷となり、経営破綻した。



百貨店の8割が減収、半分が赤字 節約志向で消費者離れ深刻
 2009年度に全国主要百貨店92社のうち8割超が減収に見舞われ、半数が赤字だったことが、帝国データバンクが14日まとめた業況調査で分かった。
 売上高が減収だった企業は前年度から19社増の76社で全体の82.6%を占めた。増収は5・4%の5社にとどまった。
 減収76社のうち売上高規模別では、「100億円以上500億円未満」が48.7%と半数近くを占め、100億円未満も21.1%となり、中堅中小が苦戦している。
 赤字の割合は前年度の36・7%から50・0%に急上昇した。節約志向による消費者の百貨店離れが改めて鮮明になった。



物価、来年度もマイナス…日銀がプラス予測修正
 日本銀行が28日に開く金融政策決定会合で、2011年度の物価の上昇率見通しを、4月に示した「プラス0・1%」から、再びマイナスに下方修正する方向となったことが14日、わかった。
 円高と景気の下ぶれが物価を押し下げるためだ。マイナスは3年連続となり、プラス転換は12年度に1年先送りされる。デフレ脱却も遠のくことになる。
 日銀は毎年4月と10月に公表する「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)で消費者物価指数(生鮮食品を除く)の見通しを示している。4月の展望リポートでは、11年度の物価の上昇率見通しを、「マイナス0・2%」から「プラス0・1%」に修正し、3年ぶりのプラスに転じる見通しを示していた。



東京スタイルとサンエー・インターが経営統合
国内アパレル3位に
 アパレル大手のサンエー・インターナショナルと東京スタイルは14日、来年6月に共同持ち株会社を設立し、経営統合すると発表した。両社の直近の連結売上高の単純合計は約1525億円で、国内アパレル3位グループに浮上する。
 東京スタイルの普通株1に対し、持ち株会社の普通株を1、サンエー・インターナショナルの普通株1に対して同1.65を割り当てる。持ち株会社「TSIホールディングス」の社長には中島芳樹・東京スタイル社長、同会長には三宅正彦サンエー・インターナショナル会長が就く。サンエー・インターナショナルの三宅孝彦社長は持ち株会社の取締役となる予定だ。
 サンエー・インターナショナルは「ナチュラルビューティーベーシック」などのブランドを展開し、駅ビルなどでの営業に強みがある。東京スタイルは「スタイルコム」など百貨店ブランドを持つほか、新興セレクトショップなどを買収で傘下に収めてきた。両社は統合により事業で相互補完が見込めると判断したようだ。今後、相互のインフラを活用し、さらなるM&A(合併・買収)や海外展開の加速を目指す。
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