カモーンщ(゜Д゜щ)新聞

KDDI、日本仕様のアンドロイド発表 3社でそろう
 KDDI(au)は30日、個人向けスマートフォン(高機能携帯電話)2機種を6月上旬以降に発売すると発表した。シャープ製の「IS01」と東芝製の「IS02」で、主にインターネット接続などに使う「2台目」端末として売り込む。価格はどちらも未定。これで携帯電話3社のスマートフォンが出そろうことになり、利用者の獲得競争が激しくなりそうだ。
 IS01は米グーグルの携帯電話向け基本ソフト(OS「アンドロイド 1.6」を採用した。5.0型のタッチパネル式液晶とパソコンと同じ「QWERTY」配列のキーボードを備え、超小型ノートパソコンのような外観だが、通話機能も備える。
 Android OSのバージョンは1.6だが、タッチパネルでマルチタッチ操作ができるよう拡張した。KDDIが勧めるアプリケーションをピックアップした「au one Market」のほか、Android端末初の「セカイカメラ」や、Android版EZナビウォーク「au one ナビウォーク」を利用できる。また、音楽コンテンツ「LISMO!」のAndroid版が、9月下旬以降のアップデートにより利用可能になる。シャープ製端末でおなじみの、スマートリンク辞書や名刺リーダーにも対応している。
 日本向けのカスタマイズにも注力し、ワンセグや赤外線通信も搭載。また、8月下旬以降のアップデートにより、auのEメール(@ezweb.ne.jp)やデコレーションメールにも対応する予定。Cメールは発売当初から利用できる。
 IS02は米マイクロソフトの携帯電話向けOS「ウィンドウズモバイル」の最新版「6.5.3」を搭載する。4.1型のタッチパネル式の有機ELをスライドさせるとキーボードでの入力も可能だ。
 同日会見したKDDIの高橋誠取締役執行役員常務コンシューマ商品統括本部長は「スマートフォンでは(他社に)出遅れたが、auらしさを出せた」と巻き返しに意気込みを見せた。



auのAndroid第2弾、FeliCa搭載へ 秋冬商戦目指す
 「“1台持ち”のユーザーにも使ってもらえるようなAndroid端末を投入したい」――KDDIの高橋誠常務は3月30日に開いたスマートフォン「IS series」発表会でこう話し、今年秋~冬発売を目指して企画しているauのAndroid端末第2弾には、FeliCa機能を投入する意向を示した。
 秋冬商戦への投入を目指すAndroid端末第2弾は、FeliCaやワンセグといった携帯電話独自の機能を搭載した上で、使い勝手の良い端末に仕上げる考え。“1台持ち”ユーザーの端末として十分な機能をそろえて幅広い層に訴求し、iPhoneに正面から対抗していく構えだ。
 第2弾を開発するメーカー名などは明らかにしなかったが、高橋常務は「国内メーカーの可能性もある」「海外のグローバル端末をそのまま日本市場に投入するというのも1つのアイデア」などと話していた。第3弾以降も、市場の動向を見ながら投入していきたい考えだ。
 発表会では一瞬だけ端末の画像が表示され、フルタッチタイプの端末であることが披露された。



【KDDIスマートフォン発表会見】コンセプトはスマートブック 
 高橋執行役員常務 「今までのスマートフォンは限られた人に向けたものだった。KDDIでは、人と人とのつながりを大事にしたいと考え、スマートフォンを誰でも使える、心地よいコミュニケーションツールにすることを目指した。今回発表する『IS(アイエス)シリーズ』は、従来の携帯電話に使い慣れた人にとっても使用しやすくした。その上で、グーグルが展開するオープンプラットフォームの良さを重視した。今回、パソコンと携帯電話の中間を狙い、『スマートブック』というコンセプトを提示する」
 《壇上の画面にシャープ製の新型スマートフォン『IS01』が映し出される。電子辞書のような開閉型の端末で、キーボードも付いている》
 高橋執行役員常務 「日本人に親しまれた携帯電話のデザインを生かした。使いやすい操作性を重視しており、パソコンと同じキーボード操作で入力しやすくなっている。ワンセグと赤外線通信にも対応したが、これはアンドロイド搭載端末として初の対応だ。8月下旬以降、『EZweb(イージーウェブ)』の電子メールにも対応させるなど、これまでKDDIが大切にしてきたサービスにも対応していく」
 《KDDIの高橋執行役員常務のプレゼンテーションに続いて、グーグルのアジア太平洋販売営業担当副社長のダニエル・アレグレ氏が壇上に立った》
 アレグレ氏 「今回、KDDIがグーグルが進めるアンドロイドOSのオープンソース陣営に招き入れることができて幸せだ。フリーオープンソースは、世界中どこでも使ってもらうことができ、それによって世界中でイノベーションが期待できる。今回、KDDIによってアンドロイドの能力をさらに発揮してもらい、日本の顧客に喜んでもらえるようにした。テレビ機能や、携帯電話のメールなどを利用できるようになっており、KDDIによってアンドロイドの技術が最大限に発揮できるのが幸せだ」
 《アレグレ氏の挨拶が終了し、質疑応答へ》
 --IS01では2台目需要を狙っているようだが、どの程度の需要があると想定しているか
 高橋執行役員常務 「市場の想定は難しいが、やはり2台目端末としては爆発的な大きさの市場ではないと考えている。ただ、1台目としても使ってもらえる端末で、2台目としてだけ考えるわけではない」。
 --販売網は
 高橋執行役員常務 「auショップでも当然展開していく考えだ。スマートフォンが国内でも盛り上がりを見せる中、auショップでも待ち望まれた製品になる。国内市場が米アップルの『iPhone(アイフォーン)』やソニー・エリクソンの『Xperia(エクスペリア)』で盛り上がっている中、その盛り上がりがISエスシリーズにつながると考えている」
 --ISシリーズでのOS戦略は
 高橋執行役員常務 「スマートフォンでは色々なOSがあるが、メーカーと相談して対応していく。今はアンドロイドがスマートフォンの主流として動いている。それを採用することを決めた」
 --通常の携帯電話との棲み分けは
 担当者 「アイフォンで画面が大型化され、そういった製品への興味は高まっている。アンドロイドも日本でやっと盛り上がってきたが、大多数を占めるのは従来の携帯電話端末だ。スマートフォンは段階的に拡大していくと思うが、従来の携帯電話との棲み分けは続く」
 --端末の価格は
 高橋執行役員常務 「想定価格の発表は遠慮したい。ただ、べらぼうに高いものにはならず、顧客に届けやすい価格になる」



KDDI、Android向けアプリ配信マーケット「au one Market」
 KDDI、沖縄セルラーは、auのAndroid搭載スマートフォン向けアプリ配信マーケット「au one Market」を「IS01」の発売に合わせて展開する。
 「au one Market」は、auの電話料金と合算して支払える「auかんたん決済」に対応したアプリ配信プラットフォーム。人気アプリやおすすめアプリが紹介されるほか、EZwebと同様に有料アプリケーションの支払いが可能。「auかんたん決済」は6月以降に提供され、au one Marketへの対応は8月下旬以降となる。
 また、コンテンツプロバイダーの希望に応じて、KDDIがアプリケーションの検証を行うオプションサービス「セキュリティチェック機能」なども用意される。
 アプリ紹介は日本語で掲載され、当初はAndroid Marketのへの誘導サイトとして機能する。課金システムが用意される8月下旬以降、自社サーバーで本格的なアプリ配信が開始される予定。



ネット接続サービス「IS NET」提供、期間限定「ISデビュー割」
 KDDI、沖縄セルラーは、Android OS 1.6を搭載したシャープ製のスマートブック「IS01」と、Windows Mobile 6.5.3搭載の東芝製スマートフォン「IS02」を6月上旬以降に発売すると発表した。
 ISシリーズは、主に2台目需要を見込んだ商品となるが、スマートフォン単体での利用者向けにインターネット接続サービス「IS NET」が提供される。CDMA 1X WINにおける「EZ WIN」に相当し、利用料は月額315円。
 「EZ WIN」の利用者は申し込み手続きは不要で、ISシリーズでネット接続した場合は自動的に「IS NET」に切り替わる。「IS NET」では、急激に負荷をかける通信などを一時的に制限する場合はあるが、1カ月の通信量に制限をかけるといった天井は設けられない。
 料金プランは、au携帯電話の料金プランおよび割引サービスが適用される。KDDIでは、「プランEシンプル」「ダブル定額スーパーライト」などのパケット定額サービスを利用した場合、ISシリーズ単独利用時の国内パケット通信料の上限は月額5985円としている。
 また、発売から9月30日までにISシリーズを購入し、新規契約したユーザーを対象に、2年間最大2万6280円を割引する「ISデビュー割」を展開する。
 「ISデビュー割」は、「プランEシンプル(誰でも割契約)」の基本料月額780円、「IS NET」の利用料月額315円の合計、最大月額1095円を、24カ月に渡って割り引きするというもの。「プランEシンプル」以外の料金プランにも適用可能。
 ISシリーズは、3月31日よりKDDIデザイニングスタジオにおいて展示が開始される。タッチ&トライは「IS01」が4月初旬以降、「IS02」が4月下旬以降に順次開始される予定。



KDDI、「セカイカメラ」の頓知・とAR事業で連携
 KDDIおよび頓知・(トンチドット)は、auのAndroid搭載スマートフォンと、au携帯電話におけるAR(拡張現実)技術を用いたサービスについて、共同事業化の検討に向けて連携することで合意したと発表した。
 KDDIは、Androidを搭載したスマートブック「IS01」において、位置情報を利用したアプリ「セカイカメラ」のAndroid版を提供する。また、au携帯電話向けには2010年6月上旬より、セカイカメラの機能が利用できるアプリ「セカイカメラZOOM」がトライアル提供される。
 「IS01」にプリセットされるセカイカメラは、カメラを通してディスプレイに表示される現実空間に、「エアタグ」と呼ばれる位置情報と連携したコンテンツが表示され、いわゆる「AR」や「拡張現実」などと呼ばれるものの雰囲気が楽しめる。また、エアタグとともに、写真が撮影できる新機能「Air Shot」や、auオリジナルデザインのエアタグが用意される。
 「セカイカメラZOOM」は、au携帯電話をかざした方向に存在するエアタグを、カメラ映像や擬似的な地平線上に負荷して閲覧するアプリ。KDDIとKDDI研究所が共同で研究開発を行っている「実空間透視ケータイ」とセカイカメラの連携によるもの。BREW4.0に対応し、アプリの動作検証が確認できたau携帯電話で利用できる。
 配信期間は6月上旬~11月末で、期間限定のトライアルとして提供される(無料)。この成果を基に、au携帯電話におけるARサービスの事業化を検討するとしている。



米アップル、今夏にも「iPhone」新機種発売 米紙報道
 【NQNニューヨーク=古江敦子】米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)は29日、米アップルが今年夏の発売に向け、多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の新機種を開発していると報じた。台湾の電子製品生産受託(EMS大手の鴻海精密工業が製造を請け負うという。
 同紙によるとアップルは、米携帯電話大手ベライゾン・ワイヤレス向けにも別モデルの開発に取り組んでいるという。第3世代の通信規格である「CDMAを採用し、関係者によれば9月にも量産体制に入る可能性があるという。アイフォーンはこれまで米通信大手AT&Tが独占販売していた。



アップル、全米直営221店とベスト・バイで「iPad」販売へ
 【シリコンバレー=岡田信行】米アップルは29日、新型の多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」を全米の直営店221店と米家電専門店最大手ベスト・バイの主要店で4月3日午前9時から販売すると発表した。ただ、インターネットでの先行予約分は一部出荷が遅れる見込みで、店頭販売分も品薄になるのは必至だ。
 アップルは無線LAN対応モデルを4月3日から発売。初日から売り出すベスト・バイのほか、アップル公認の販売店や大学などの書店でも順次販売を始める。第3世代携帯(3G)対応モデルは4月末に発売する。
 4月末には日本などでも販売する計画だ。



NHK「ゲゲゲの女房」 初回視聴率は朝ドラ史上最低の14.8%
 29日に放送が始まったNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(午前8時~同15分)の初回の平均視聴率が、関東地区で14.8%、関西地区で10.1%だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。いずれも集計を始めた昭和39年以来、同枠の初回放送分としては最低だった。
 今期から同枠の放送時間は、15分早くなった。



TBSがドラマの「見逃し配信」を開始、携帯向けも拡充
 TBSテレビは、地上波のゴールデンタイムなどに放送するドラマについて、見逃したユーザー向けにインターネット経由で番組を配信する「見逃し配信」を開始する。
 今回の「見逃し配信」の対象となるのは、4月21日に放送開始のドラマ「アイリス」と、4月23日放送開始のドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」。いずれも「TBS オンデマンド」を通じて、地上波放送から約48時間後に配信する予定。配信は提携先の各社のサイトにて行われ、価格は1話315円。「見逃し配信」は、今回の2タイトルを皮切りに7月以降も継続される予定。
 TBS オンデマンドでは、提携する配信先として3月23日よりパソコン・携帯向けの「テレビドガッチ」、4月1日より携帯向けの「QTVビデオ」、デジタルテレビ向けの「TSUTAYA TV」を追加する。これによりパソコン・携帯向けを合わせて提携配信先は21社となる。TBSでは今回の拡大を機に携帯向けの配信を拡充するとしており、アニメや映画など配信ジャンルやコンテンツを急速に拡大していく方針。
 同社はまた、「TBS オンデマンド」事業が2009年度通期で黒字化することも発表している。
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((((;゜Д゜)))新聞

任天堂・岩田社長「ソニーとの最終決戦には勝った。将来の仮想敵はアップル」(COLUMN)
 施設でDSを使い無料でネット接続やゲーム対戦ができ、施設に関する情報も受け取れるサービス。通信機器の投資やコンテンツ制作費は施設側が負担、 任天堂は無料で通信環境を整えられる。利用者は接続料なしでコンテンツを消費でき、通信料が個人負担のアップル端末との差異化になる。任天堂なりに利益率を落とさない形で「無料経済」を取り込む戦略だ。
 DSは飽きやすいライトユーザーが多く、浮動層を固定化することが課題。新サービスは「DSを押し入れにしまわれないようにして、DSの稼働率を高める」(岩田社長)狙いもある。
 新サービスは昨年6月にマクドナルドが導入、全国3300店以上で使えるようになった。昨年10月からは商業施設や介護施設、美術館などへの導入を積極に提案するプロジェクトも始めた。東京ディズニーリゾートの商業施設「イクスピアリ」で道案内する回覧板端末として使われるなどすそ野が広がりつつある。
 だがその家族向けブランドも分裂の危険をはらんでいる。暴力的な表現を含むソフトの発売を規制するアップルに対し、任天堂は他社ソフトに関しては寛容な姿勢。岩田社長は「ソフトの多様性は必要」と、大人向けのソフトを今後も自社のゲーム機向けに出し続ける方針だ。施設で無料で提供されるコンテンツには任天堂は関与しない。家族全員を狙う欲張りな戦略はブランドを傷つけるリスクを伴う。
 任天堂はさらにアップル対抗策として、10年の年末商戦向けに裸眼3D対応の新機種を投入する。単純に画像で勝負する3Dではなく、立体的な世界を縦横無尽に動き回る楽しさなどあくまで「インターフェース」で新しいゲーム体験を生み出すのが狙いだ。そのために3Dに向いた入力デバイスである3次元スティックを取り入れる。
 高性能な省エネ半導体の採用でハードの性能は据え置き型ゲーム機の「ゲームキューブ」並かそれ以上になるとみられ、過去のソフト資産を3D化して活用できるので有料ソフトの品ぞろえにも厚みが出る。
「ソニーとの最終決戦には勝った。だが、もっとソフトの開発スピードを上げる必要がある」。2月下旬、任天堂の岩田聡社長は、京都市の本社でソフト開発部隊を前にこう訴えた。
 主戦場の米国では昨年12月のPS3の販売が136万台、Wiiは381万台。ソニーとの真っ向勝負には勝った。
 だが2月、岩田社長に新たな危機感を抱かせる報告が上がっていた。昨年11月に実施した約3000人を対象にしたブランド調査の結果だ。
 主要なDSユーザーの女子高生層で「どちらかと言えばDSよりもアイフォーンを選ぶ」との回答が目立っていた。岩田社長の口癖である「驚きのあるソフト」が減っているとの危惧を裏付けてもいた。
「将来の仮想敵はアップル」。岩田社長は親しいスタッフに、こう漏らしたという。
 両社はともにタッチパネルなどの使いやすいインターフェースを売り物とする。学習ソフト、旅行ガイド、簡易アニメや楽曲の制作など、ソフトの品ぞろえの広さでも競合している。有力ソフトを囲い込む戦略は対ソニーでは有効だったが、対アップルではどうか。
「DSやPSPはもはやクールではない。ソフトの値段は高いし、探しにくい」。昨年の販促イベントで、アップル上級副社長が、アイフォーンなどをゲーム機としてアピールしていく方針を示し“宣戦布告”。既に無料ゲームを含めたアップル端末 向けアプリケーション配信数は30億本に及ぶ。
 アップルはゲームもできる書籍端末「iPad」を4月に発売するなど、無料ソフトを
提供するマルチメディア端末の投入を一段と進める。「娯楽を楽しめる端末」に「無料経済」をプラスしたアップルの新ブランド戦略に岩田社長はどう挑むのか。
広告に年1000億円
「アップル端末はハイテク好きの個人向け」「任天堂はゲームが敵視されてきた歴史を変える社会的使命を負った会社。DSが『デジタルデバイド(情報格差)』 解消の重要な手段になる」対アップルで岩田社長が出した答えは、家族が安心して使える端末として差異化する戦略。家族で任天堂ゲームを遊ぶ場面を中心に、年1000億円規模の広告を出し続けるのもこの一環だ。



アップル、3万冊の電子ブックを無料提供へ
 4月3日の「iPad」発売日から、Appleの「iBook Store」では3万冊を超える名作タイトルが無料で利用可能になると「AppAdvice」が報じた。無料の電子ブックは「Project Gutenberg」のフリー・デジタル・ライブラリから提供され、多くの大手出版社の有料タイトルと並ぶことになる。
 Project Gutenbergはボランティアに支えられ、パブリック・ドメインの(著作権の消滅した)文学作品をデジタル化しているが、そのライブラリがiPadで無料で利用できることが、AppleのiBook Storeを撮影した画像からうかがえる。
 同ライブラリの電子ブックはDRM(デジタル著作権保護)フリーだが、以前報じられたように、有料タイトルにはAppleのDRM技術「FairPlay」が適用される予定だ。
 iPadで発売初日から無料のタイトルを提供するというAppleの行動は、著作権の消滅した文学作品で利益をあげているサード・パーティの前に大きく立ちはだかると考えられる。出版社から有料の電子ブックが追加されていくまでの間、3万冊という無料のタイトルは、iBook Storeのライブラリ充実に大きく貢献するだろう。



横浜商科大、「iPhone」全学生に無償貸与 1700台
 横浜商科大学(横浜市)はソフトバンクから米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)3GS」を1700台購入する。同大学は学生と教職員全員に無償貸与し、授業や出席管理などに使う。アイフォーンを大学の全学生と全教職員に無償貸与する例は国内で初めてで、情報環境の高さをアピールする。
 横浜商科大学は4月から商学科、貿易・観光学科、経営情報学科の学生約1600人と、全教職員にアイフォーンを貸与する。ソフトバンクのeラーニング(ネットを使った遠隔研修)システムを活用して授業の資料を配布。学生は通学途中や自宅で講義の予習や復習などに活用する。



旅先・ゴルフ場「どこでも損保」 ドコモ・東京海上
携帯加入者向け専用商品、1日単位で
 NTTドコモは損害保険事業で東京海上日動火災保険と提携する。時間や場所を問わず加入できる携帯電話の利便性を生かした保険商品を共同開発する。ドコモが東京海上の代理店になり4月下旬から約5500万人の携帯加入者向けに販売を始める。通信会社ではKDDIもあいおい損害保険と共同出資会社を設立。本業が伸び悩むなか、収益源の多様化を進める動きが広がっている。
 30日にも発表する。ドコモは東京海上と代理店契約を締結、このほど関東財務局に登録した。第1弾として、旅行やスポーツなどを対象とした傷害保険分野で、ドコモ加入者専用の商品を共同開発する。ドコモは販売と保険料の徴収を担当する。東京海上は商品の組成や契約引き受け、事故後の対応などを手掛ける。
 損保業界では、インターネットや電話で自動車保険などを販売する「直販保険」市場が急成長。ソニー損害保険など専業大手に対抗するため、損保大手の東京海上も販路やサービスの拡充に力を入れる。ドコモと組むことで携帯経由での保険販売の拡大を見込む。
 専用商品は携帯電話に搭載された全地球測位システム(GPS)の位置情報を活用する。例えば、ゴルフ場に来た利用者にはプレー中の事故の損害賠償責任を補償するゴルフ保険を、空港や駅に着いた利用者には旅行保険を勧める。1日単位で加入できるため、保険料を1日当たり数百円程度と、従来の保険商品より大幅に安く設定できるという。
 携帯電話の加入者情報を利用し、加入手続きも簡単にする。保険料も毎月の通信料と一緒に支払えるようにする。ドコモと東京海上は、入りたいと思ったときにすぐに加入できる利便性の高さをアピールし、3年後に累計で300万契約の獲得を目指す。
  通信業界ではKDDI(au)が今年2月、あいおい損保と共同出資で「モバイル損保設立準備株式会社」を設立。2011年度上半期の営業開始を目指している。ドコモはNTTグループ他社と提携関係にある東京海上と組み、KDDIとあいおい損保の連合に対抗する。
 国内の携帯電話市場は契約総数が1億件を超えて成長が鈍化している。通信各社は金融や健康・医療、環境など異分野での新規事業の立ち上げに力を入れている。
 ドコモはクレジット事業では三井住友カードと、送金サービスではみずほ銀行とそれぞれ提携した。いずれも携帯の特長を生かしたサービスを提供しているが、利益面で貢献するまでには至っていない。
 新たな損害保険サービスでも、いかに早く事業損益を黒字化できるかが課題となる。



アニメや映像、世界へ飛び出せ 官民で100億円基金
 政府の知的財産戦略本部(本部長・鳩山由紀夫首相)がまとめる「知的財産推進計画2010」の内容が29日、明らかになった。アニメや映像、音楽などの日本発コンテンツ産業について、企業の海外展開を支援する100億円規模の官民共同ファンドを創設。映画などの国際共同製作や撮影誘致を促すため、国内製作費の優遇税制などを検討することも明記する。
 計画の骨子は30日に首相が出席する本部会合で了承する見通しだ。5月中の本部決定を目指し、6月をめどにまとめる新成長戦略に盛り込む。
 計画では成長が見込めるアジア市場の取り込みを重視。日本のコンテンツ産業の海外収入を1兆円(2008年)から20年までに2.5兆円に拡大することを目指す。海外展開の資金を供給する100億円規模のファンドは、官民出資の「産業革新機構」による出資を中心につくる方針。ファンドを活用してアジアで放送される日本の番組枠を確保したり、コンテンツ流通会社を買収したりして、海外流通経路を構築する。
 国内製作費の一定割合を減免する優遇税制は、映画やテレビ番組をアジア各国と共同で製作する場合や、ロケ地を国内に誘致した場合を想定。大都市で撮影が難しい場合は撮影許可手続きを簡潔にする仕組みも検討する。今後3~4年かけて中国や韓国など各国との国際共同製作協定の締結も目指す。
 書籍や音楽、漫画などのネット配信ビジネスは市場規模を1.4兆円(08年)から20年までに約3倍の4兆円に引き上げる目標を掲げる。今後1~2年で、映画館のデジタル化や3D化を支援する投資促進税制の整備も検討する。
 日本企業が持つ特許や技術が世界標準となるよう官民が取り組む「国際標準化」では、環境や介護などを特定戦略分野と位置付け、標準化に向けたロードマップを官民一体で策定。3~4年以内に実行に移す。



ネット上の海賊版ゲーム、利用した個人も違法 政府検討
 政府の知的財産戦略本部はインターネット上に流通する違法ソフト対策の具体案をまとめた。海賊版のゲームソフトを利用すると個人も違法にする法整備を提言する。「知的財産推進計画2010」に盛り込む。著作権法を所管する文化庁などに協力を要請し、早期の法改正を目指す方針だ。
 任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」向けの海賊版ソフトを使うために必要な「マジコン」と呼ばれる機器などを対象に、個人の利用を禁じる。海賊版の利用を助長する機器については現在、不正競争防止法(不競法)が譲渡、輸出入などの流通を規制している。今後は個人利用に加え、不競法を改正して製造行為も禁止するほか、関税法も見直して水際での輸入差し止めもできるように提案する。
 コンピュータソフトウェア著作権協会によると、ネット上で流通するゲームの海賊版は小売価格に換算すると、1日当たり国内で100億円以上になるという。



【プロ野球】巨人戦、視聴率でも“苦戦”
 26日に日本テレビで放送されたプロ野球セ・リーグ開幕戦、巨人-ヤクルトの番組平均世帯視聴率が、第1部(午後5時50分~7時)は8.4%、第2部(午後7時~9時14分)は12.3%だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。開幕カードを1勝2敗と負け越した巨人だが、2戦目では1けた台に低迷するなど、視聴率でも開幕早々から“苦戦”を強いられている。
 日本テレビによると、開幕カード2戦目(27日)の平均視聴率は7.9%、デーゲームだった3戦目(28日)は5.4%だった。
 特に5-10と劣勢で敗れた2戦目は、同じ時間帯に放映していたボクシングタイトルマッチの亀田興毅-ポンサクレック戦(TBS系)が22.1%、浅田真央選手らが出場した世界フィギィアスケート選手権女子ショートプログラム(フジテレビ系)が19.9%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率をマークしただけに“一人負け”した格好だ。
 29日に行われた日本テレビの定例会見で、舛方勝宏取締役は「ゴールデンとしてはつらい数字だが、まだ悲観してはいない」と話したが…。



古着も売ります ブックオフが複合店、来年3月までに10店展開
 ブックオフコーポレーションは29日、主力の中古本や中古CDに加え、古着なども扱う中型複合店舗「ブックオフプラス」を展開することを明らかにした。第一弾として、「ブックオフプラス ザ・ビッグ昭島」を4月17日に東京都昭島市にオープン。来年3月末までに10店舗程度の出店を目指す。
 同社は、主力店の「ブックオフ」のほかに洋服、服飾雑貨、育児用品、スポーツ用品、貴金属・生活雑貨など8種類の中古品専門店を展開している。
 新たに出店するプラスは、ブックオフとこれら1~2種類の店舗を組み合わせる。1号店は、古着店「ビンゴ」との組み合わせで、立地などに応じ、ほかの中古品店とも組み合わせる。
 同社は昨年から、8種類の中古品店のうち5種類程度を一カ所に集めた大型複合店舗「スーパーバザー」の展開に乗り出し、年4~5店のペースで出店する計画だ。店舗形態のバリエーションをさらに増やすことで、出店戦略を強化するのが狙い。



Twitter経由で応募者殺到、孫社長の“やります”を具体化したオープンDAY
 ソフトバンクは2010年3月28日,Twitterで募集した1000組2000人を同社の社員食堂に招待し,別会場で同社の取り組みを紹介するイベント「オープンDAY」を開催した。
 これは,あるTwitterユーザーから孫社長のアカウントに寄せられた社内見学会の要望を実現したもの。Twitterの意見を反映した事業計画の発表,Twitter仲間との坂本龍馬談義,歌手の広瀬香美氏の弾き語りなど内容は盛りだくさん。公私共にTwitterを活用する孫社長のTwitterに対する熱狂ぶりをそのまま具体化したようなイベントとなった。
 社内見学会の提案が寄せられ,孫社長がTwitter上で社内見学会の開催を宣言したのが2月上旬。その後,社内の準備を急ピッチで進め,2月下旬にはTwitter経由で参加希望者の募集を開始。1万1710人からの応募があったという。
 Twitterで寄せられたいくつかの要望を同社のサービスに取り込んでいる孫社長は「会議室で何をしようかといっても,つい詰まってしまう。Twitterで毎日多くの人と触れ合うと,新しいアイデアが生まれてくる」とメリットを強調。同イベントでは,Twitter経由の要望を反映した新たな取り組みとして,携帯電話の電波環境の改善策や,Android端末の発売,動画サービスUstreamのライブ動画が配信できるスタジオの開設を発表した。
 最近では「僕の『やります』宣言が頻発している」(孫社長)ことから,Twitter上で孫社長が「やりましょう」「できました」「検討します」とコメントした案件の進捗状況を確認できるページも新設した。
 イベント後半になると,孫社長は自らが敬愛する坂本龍馬を彷彿とさせる着物姿で登場。Twitter上でイベントに招待した龍馬ファンのTwitter仲間と,龍馬談義を繰り広げた。NHKの大河ドラマ「龍馬伝」に関する興奮気味のつぶやきが多いと指摘をされた孫社長は「最初は地を出すべきか悩んだが,この際大人気ないと言われてもかまわん。なんぼのもんじゃいとやっている」と語り,時にはつぶやきの中で積極的に人間味を出すというTwitter活用の秘訣を披露した。
 会場には,Twitter上の奇想天外なつぶやきで人気を集めている政治活動家の浜田幸一(ハマコー)氏も駆けつけた。浜田氏がiPhoneに高い興味を示すつぶやきを残していることから,ステージ上にiPhoneの利用契約ができるカウンターを用意。その場でiPhoneの端末が進呈された。
 イベントの最後は,Twitterで多くのフォロワーを集めている歌手の広瀬香美氏によるミニライブとなった。ステージ上に孫社長を招き入れ,Twitterで話題になったiPhone賛歌「愛ぽんちゃんの歌」を熱唱するなど,会場を盛り上げた。
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