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PS3で一度は遊んでおきたいゲーム「アンチャーテッド2」(COLUMN)
 「プレイステーション3(PS3)」を持っているなら、必ず一度は遊んでおいた方がいいと誰もが口を揃えるゲームがある。昨年10月に発売されたアクションゲーム「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団(アンチャーテッド2)」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)である。発売から約半年経過しているが、ゲームと映画の融合という意味では、いまだ他の追随を許さない。ゴールデンウイーク(GW)のおすすめの1本として、このゲームの持つ魅力を紹介しよう。
 アンチャーテッド2は全世界で400万本以上セールスした大ヒットタイトルで、欧米圏ではゲームメディアの賞を総なめにした。日本での販売はなぜか10万本前後にとどまるが、財宝ハンターの主人公ネイト・ドレイクが神秘の王国「シャングリラ」の秘宝を探して世界を冒険するというストーリーは、アクション映画ファンやコアなゲーマーにとどまらず、親しむことができる。
 3Dのコンピューターグラフィックスを駆使したアクションアドベンチャーゲームは数多くあるが、アンチャーテッド2は「アクティブなシネマ体験を作り上げる」という目的を高い完成度で実現したのが最大の特徴だ。映画的要素とゲームがここまで自然に一体化したタイトルは初めてといっていいが、そこにはユーザーを引き込んで飽きさせない数多くの工夫がある。
冒頭シーンでひき付ける仕掛け
 ゲームスタート直後、主人公のドレイクは列車の中で、お腹から血を流し苦しそうな顔で座っている。その列車は崖から宙ぶらりんの状態で、外は雪山。プレーヤーには何の手がかりもないまま、ドレイクを列車から脱出させるためのアクションがいきなり始まる。
 その動きはかなりアクロバティックで、車両のパイプにぶら下がったり飛び移ったりするが、途中でつかんだパイプは突然折れ曲がり、頭の上からは岩も落ちてくる。やっとの
 難しそうなアクションに感じられるが、このスタート部分はチュートリアル(操作説明)をかねている。どのタイミングで岩が落下するかはあらかじめコントロールされており、プレーヤーが失敗することはほとんどない。にもかかわらず、冒頭突然の宙ぶらりん映像にドキドキさせられ、見事にキャラクターとの一体感が増す。
 この雪山になぜドレイクが来なければならなかったのかは明かされることなく、ゲームはかなり前の時間に戻る。この雪山シーンには再び出会うことになるのだが、中盤のクライマックスを最初にぶつけることで、ユーザーに強烈な「引き」を提供している。
高低感を強調した映像もインパクト
 ゲームのクライマックスを冒頭に見せるという構成は、長い時間遊べるシングルプレー用のゲームでは、冒頭の引きを作るテクニックとして一般化しつつある。例えば、マンハッタン島で起きた人為的な細菌感染によりスーパーパワーをもったダークヒーローが登場する「PROTOTYPE」(Activision、Xbox360、PS3、日本語版未発売)では、ゲーム開始直後にいきなり最終シーンをみせる。その最初のゲームを終えると、3週間前に戻って各章が進むという展開だが、ユーザーに主人公のパワーが最高レベルに達した状態を最初に知らせて、それを目標にゲームを進めてもらうという狙いもある。
 ホラー小説家のディーン・R・クーンツは「ベストセラー小説の書き方」(朝日文庫)で、「最初の3ページが勝負だ」と書いている。出だしで読者の心をつかまなければ、その先まで読んでもらえないという往年のベストセラー作家らしい小説作法で、そのために冒頭から主人公を過酷な困難に放り込むべきとも強調している。
 この手法は小説では確かに適切かもしれないが、ゲームのクライマックスはボス戦など難易度の高いプレーであることが多く、バランスを取るのが難しい。その点、アンチャーテッド2は意外性のある映像と危機的なシーンを組み合わせることで、ボスキャラのような敵を出すことなくユーザーの関心を引き寄せることに成功している。このゲームは全編に渡って、遠景の描写が美しい。冒頭の雪山シーンは、高低感を強調した演出で見たこともないようなアングルの映像を作り出し、その効果をさらに高めている。
シナリオ段階で徹底したこと
 冒頭の工夫は一例だ。このゲームはストーリー展開がパターン化しないように徹底しており、10時間あまりの全体のプレー時間を通じて同じようなシーンが一度もない。壁登りアクション、銃撃戦、パズルなどを組み合わせているようだが、舞台がジャングル、謎の地下寺院、弾丸列車、戦車との戦闘などと変わるごとに、新しい映像とアクションを用意しているため、最後まで退屈することがない。
 実際、このゲームの開発では、試作段階で大量のアイデアを準備し、シナリオで各シーンの構成要素が重ならないように検証したうえで開発に入っている。今年3月に米サンフランシスコで開かれた「ゲーム開発者会議(GDC)2010」では、ソニー・コンピュータエンタテインメント傘下の開発会社Naughty Dogのリチャード・レマルチャンド氏が、アイデアを書き込んだカードをボードに留めた写真などを交えながら、その開発過程を解説している。
リチャード・レマルチャンド氏
シナリオやアクションのアイデアを張り出したボード
開発中の検証作業が重要な役割
 こうした数多くのアイデアにインタラクティブ性を与えつつ、ストーリー全体として成功させるのには、同社の作り上げた品質保証(QA)プロセスが重要な役割を担った。開発プロジェクトの終了まで残り10カ月という段階で、社内専用ルームでプレーテスター15人による検証作業を実施したという。
 この作業では、ゲームを遊んだことがないテスターに何の情報もない状態でプレーしてもらう。遊んでいるすべての様子やデータは録画・保存され、ゲームデザイナーが意図したアイデアや難易度がプレーヤーにとって適切か、インタラクションが成功しているかなどを検証する。シリーズ前作のテスターは7人だったとのことで、今回は人数を倍にしてテストにより力を入れたことがうかがえる。
 ゲームと映画の融合は、ビデオゲームの開発者にとっては長年の夢の一つであったが、現在それに最も近づいたタイトルがアンチャーテッド2であるのは間違いない。高性能なゲーム機だからこそ実現できるおもしろさがあることを改めて教えてくれる。



日本企業、「上海」窓口に販路拡大やPR戦略
 1日に開幕した上海万博に合わせ、日本企業が現地でのブランドイメージの向上や、販路拡大に力を注いでいる。
 上海一の繁華街・南京東路に面する薬局「上海第一医薬商店」には、資生堂が3月から中国に初めて投入した、乾燥やニキビなどに悩む女性向け化粧品「DQ」が並ぶ。
 「3月の売り上げ目標を10%上回った」。販売員の載冬芝さん(26)の表情は明るい。中国のホワイトカラーの月給の約4分の1に当たる1000元(1万4000円)分を一度に買う客もおり、載さんはDQの集客効果に期待を寄せる。資生堂は、「日本と中国の化粧品市場の規模は数年以内に逆転する」(前田新造社長)と予想。百貨店と4500超の専門店に加えて、中国の繁華街にある薬局を第3の販売網に育てようとしている。
 また、急成長する個人消費を取り込もうと、中国に約50店を持つイオンは、今年度中に6店を出し、セブン&アイ・ホールディングスも、傘下のスーパーやコンビニの出店を急ぎ、ファミリーレストランを2~3年で30店程度に拡大する。トステムは4月8日に上海にショールームを開き、中国専用のドアやサッシなどの展示を始めた。
          ◇
 日本企業は、万博でのPRにも懸命だ。22企業と2地方自治体が参加する「日本産業館」では、ユニ・チャームが、中国で増産する紙おむつの便利さを体感してもらうイベントを開く。帝人は、再生可能な合成繊維の制服を日本産業館の各社に提供して、知名度アップを狙っている。
 食品業界では、キッコーマンが、繊細な味が特徴の日本のしょうゆを現地に広めるため、日本産業館に高級懐石料理店を出店した。
 万博では日本産業館のほか、政府と企業が共同出資する「日本館」があり、トヨタ自動車の一人乗り電気自動車、パナソニックが開発した壁とテレビの一体型ディスプレーなどが紹介されていた。
 上海万博事務局が予想する万博の来場者数は7000万人。上海財経大学の推計では、入場料や宿泊・飲食費など消費経済効果は795億元(約1兆1100億円)で、北京五輪の約3・5倍にのぼる。「上海の先進的な生活を目の当たりにした地方の人が感動して消費市場が拡大する」(三井住友銀行中国の薗田直孝企業調査部長)との指摘もある。



NYで不審車から煙、中に爆発物…劇場街封鎖
 【ニューヨーク=吉形祐司】米ニューヨークの繁華街タイムズ・スクエアで1日夕(日本時間2日朝)、不審な車両から煙が出ているのが見つかり、警察当局は観光客や周辺の住民らを避難させた。
 米メディアが警察、消防当局の情報として伝えたところでは、中から爆発物が見つかった。
 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、米連邦当局は、テロとはみなしていないというが、同紙は車の中から爆発物とともにガソリンやプロパン、焼けこげたワイヤなどが発見されたと報じた。
 車両はコネティカット州のナンバープレートを付けたスポーツ用多目的車(SUV)で、閃光が目撃されている。
 現場は劇場街のある観光客に人気のスポットで、周辺は数ブロックにわたり閉鎖された。



国家公務員採用半減の方針 若者にしわ寄せに怒りの声
国家公務員の採用を2011年度分から半減させるという政府方針が、受験者らの怒りを買っている。あまりに拙速で、就職難に苦しむ若い世代のことを考えていないというのだ。現職世代の給料を減らすなどしなければ不公平だ、という声も大きくなっている。
2万人もが参加するミクシィの公務員試験対策コミュニティ。国家公務員一般職の採用半減方針が2010年4月27日に報じられると、強い不満の声が渦巻いた。
「あとは中国に出稼ぎでもしろというのか?」
本当に実行できるのか
「いきなり半減は鬼畜すぎ」「せめて半年ぐらい前に言えよ」「心が折れそうだ…」「政府まで採用削減…」「民間もだめ、公務もだめ、あとは中国に出稼ぎでもしろというのか?」…
もし半減すると、約4500人の枠が消えてしまうことになる。それも、現在準備している受験者が直接対象になるだけに、ショックが大きいわけだ。
鳩山政権は、天下りあっせんの全面禁止を打ち出しており、それだと中高年の肩たたきが減って人件費が膨れあがってしまう。民主党は09年の総選挙で国家公務員の総人件費2割削減をマニフェストに掲げており、それを達成するには結局、若者の採用を絞らざるをえなくなる。
深刻な不況で、民間企業が採用を極端に絞っているときだ。それにもかかわらず、政府が若者にしわ寄せを求めることに、反発も強いようだ。
「この時期にそんなの決めるって 若年層の雇用問題考えてなさすぎ」
「正直…議員定員及び給与削減をまずしてからにしてほしい」
「政治の場がジジイだけだから、ジジイ有利の国づくり」
ミクシィのコミュニティでは、こんな怒りの声が見られた。公務員労組からもバックアップを受ける民主党政権が、抜本的な公務員改革に踏み込もうとしないことに、もどかしい思いだけが残るようだ。採用半減を打ち出した原口一博総務相の27日の会見でも、給与引き下げなどはまったく言及されないままだった。
「現職世代の給料を減らせ」との声が多い
キャリアと言われる幹部候補を選ぶ国家Ⅰ種試験は、この不況下での公務員人気もあって、2010年度は申込者数が前年度より2割も増えた。それだけに、募集人数が減ればさらに難関になることも考えられるが、どうなのか。
LEC東京リーガルマインドで公務員講座を持っている大野純一講師は、「Ⅰ種は、ある程度採用する方向だと聞いています。ですから、そんなに大きな変動はないでしょう」とみる。原口総務相は4月27日の会見で、マニフェストに掲げた地方の出先機関原則廃止を進めるため、出先機関の採用を2割以内に抑制する考えを示しており、ここにはキャリアは出向者ぐらいしかいないからだ。
ただ、大野講師は、Ⅱ・Ⅲ種の試験には、影響が出る可能性があると言う。
「Ⅱ種は、政府が力を入れれば、減るでしょう。国家と地方との併願が多いので、その場合は地方に流れることになります。都市部の自治体では、団塊世代の大量退職で人員が不足していますが、それ以外の地方では、競争率がかなり高くなるでしょうね。一番影響が出そうなのが、Ⅲ種です。現業の民間委託が進んで募集が減っていますので、人員削減が加速してかなり厳しくなるでしょう」
同校でも、受験者らからの問い合わせが来ており、不安な様子だという。
また、別の公務員予備校の講座担当者も、受験者が地方に流れて競争が厳しくなると分析。「ネット上を見てみると、『若者の雇用を縮小してどうする』『現職世代の給料を減らせ』との声が多いようですね。行く先が減って、若者が職を探すエネルギーがなくなっているように感じます。ニートやフリーターを選んでいかざるをえないのか、といった不満を持っているようです」。
もっとも、政府幹部の発言がコロコロ変わり、10年夏の参院選で政界再編がささやかれるだけに、本当に採用を半減できるのか疑問も多いようだ。ある予備校関係者は、こう漏らす。
「受験者は、大ナタを振るえるほどの政治力があるのか、と半信半疑になっています。だから、『今後どうなるか分からないので、よく見ていく必要がある』と励ましているんですよ」



毎日社説:NPT運用会議 もう失敗は許されない
 5年前の失敗を繰り返したくない。というより、失敗は許されないのではないか。核の脅威は確実に高まっている。その半面、オバマ米大統領が主唱する「核兵器なき世界」への弾みも生まれた。3日から28日までニューヨークの国連本部で開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議は、世界が安定へ向かうか、さらに混迷を深めるかの重大な分かれ道と言ってもよかろう。
 1970年の発効から40年がたつNPTには190カ国が加盟し、5年ごとに運用状況を見直している。核兵器保有を容認された5カ国(米英仏露中)は核軍縮に努め、その他の国は原子力平和利用の権利を有するものの核兵器の開発・保有は許されない。それが条約の骨子だ。
 05年の前回会議は、米同時多発テロ(01年)やイラク戦争(03年開始)の影響もあって米ブッシュ政権は武断的な強硬姿勢に終始した。核実験全面禁止条約(CTBT)に反対し、新型核兵器開発も断念しない米国に対してイランなどの不満が爆発した。その結果、会議の最終文書を採択できず決裂状態で終わったのは、残念なことである。
 今回は心強いことに米国自身がNPT体制の強化をめざしている。オバマ大統領は4月に米露の新たな核軍縮条約に調印し、ワシントンで核安全保障サミットを開いた。それに先立って米国の「核態勢見直し」(NPR)報告を公表し、新型核の開発をしないことや、NPTを順守する国には原則的に核攻撃をしないことを明らかにした。
 再検討会議に照準を合わせて、核兵器を持たない国を広く味方につける作戦だろう。米国の力点は対イラン包囲網を築くことにありそうだが、前回会議後、2度も核実験を行った北朝鮮の核開発はイランより進んでいるはずだ。イランやシリアとの核技術協力も取りざたされる。そんな北朝鮮の脅威を十分に検討し、有効な対応策を打ち出してほしい。
 イスラエルへの対応も大切だ。中東では同国のみがNPTに加盟せず、しかも大量の核兵器を持つといわれる。イスラエルの同盟国である米国は95年の会議で、NPTの無期限延長の見返りとして「中東決議」の採択を容認した。だが、決議がめざす中東非核地帯構想などはまったく前進していない。
 アラブ諸国などの不満はもっともだ。米国は中東決議の実現に努力すべきである。だが、前回同様の紛糾や決裂は避けたい。イランはこの問題でも米国と対立しそうだが、まずは不透明な核開発をやめるのが筋だ。核の脅威は中東だけでなく東アジアにも他の地域にも存在する。より大きな視野で核を論じてほしい。
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