…(゜Д゜;)新聞

クルマが輝いていた時代と今の価値観(COLUMN)
 4月に日本自動車工業会が発表した2008年度乗用車市場動向調査。
 興味深かったのは、現役の大学生たちの車に対する意識だ。
 現役大学生に、関心のある製品やサービスを聞く。34の製品やサービスの中から興味のある項目を尋ねる調査だ。
 その結果、1位は62.1パーセントでパソコン。2位がファッション、3位が携帯音楽プレーヤー、4位が通信機器と続き、15位が語学・資格試験、16位が化粧品。
 そして、なんと17位に22.8パーセントで自動車がやっと登場する。
 正直、その記事を新聞で読んだとき「なんじゃ、これは???」と思ってしまった。
 「車って今は、大学生にとってそんな位置づけなんだ」
 隔世の感って、こういうことをいうんだね。
 車よりパソコンや通信機器(携帯電話)の方が面白い!?
 おまけに化粧品にも負けているって、どういうこと?
 自分だけでは、整理がつかない。
 そこで、ある大学で運動部のマネージャーをしている現役の女子学生に聞いてみた。
 「この調査結果をどう思う?」
 「分かりますね!!! まずパソコンや携帯って、今持ってないと大学生をやってられないんですよね。レポート提出から情報収集までみんなパソコン。友達との連絡にも欠かせない。それと思うのは、パソコンや携帯を持っていると一人でいても外部とつながっていられる。あるいはそんな気になれる。孤独を埋めてくれる機能みたいなところに、みんな興味があるんじゃないですか」
 「なるほど……じゃ~車についてはどう?」
 「ちょうど今、免許を取りに行ってるんですよ(笑)」
 それはよかった。グッド・タイミング。ならば、車に乗りたい気持も相当高まっているはず。この調査には、不満があるだろう。
 「免許を取りに行きながらいうのもなんなんですが(笑)、私が免許をもらって大丈夫なのかなって思っちゃうんですよね。車であふれかえる交通事情の中で、私に車が運転できるのか? でも、男子も女子も就職したら営業の仕事で免許が必要になるかもわからない。それに身分証明書にもなるから、友達もみんな取っておいた方がいいと言っています。家に車があるので、どんな車を買いたいなんて思わないんですけど、小さな軽自動車を見るとかわいいなって思いますね。地方から来ている友達は、東京ってどこに行くにも電車や地下鉄があるから車がいらないねってよく言うんですが、実際にそうですよね」
 我々が大学生のころ(30年前)は、車に乗ること自体が目的であり、ファッションであり、レジャーであり、エンターテイメントであり、自己顕示であり、憧れだった。また、友達とのコミュニケーションのためにも、その距離を物理的にも心理的にも近くしてくれるツールが車だったのだ。
 そして、何より男の子たちは、「車に乗っているヤツは女の子にもてる!」と盲目的に信じ込んでいた。
 いや、実際、狭い車の中でがんばっていたヤツもいた。
バブル時代は外車が花形
 90年代、バブル経済華やかなりし頃、テレビ番組で一緒だったプロデューサーが言っていたことを思い出す。
 「若いディレクターやスタッフによく言うんですよ。車を買うなら絶対に外車にしろってね。できるヤツを見ていると、ほとんど間違いなく外車に乗ってますね。多少無理してでも外車に乗るような気概や、オリジナリティーのあるモノを選ぶセンスみたいなものが、やっぱり仕事の中に出るんですよ」
 「なるほど!」とうなずいているのは、銀座で飲み歩いていた我がご同輩じゃないですか。マスコミだけじゃなく、代理店も金融業界も不動産関係も、生保も損保もメーカーも、あらゆる業種でこの手の価値観が出回っていた。
 「大きいことは、いいことだ」
 「どれだけ借金できるかも実力のうち」みたいな方向性。
 (おかげで、いまだにローンがたっぷり残っています……トホホ)
 若い人には、この外車の話がどう聞こえるのか。
 「よーし、オレもメルセデスやBMWに乗ってブイブイいわしたるでぇ~」と、当時の価値観がそのままモチベーションアップにつながる頼もしい輩もいるだろう。
 しかし、多くの人にとっては源氏物語を読むような、華やかで艶っぽいけどありえないよね……と古典を聞かされるような気分ではないだろうか。
 それに、外車よりも国産の高級車の方が性能も値段も高い時代だから、外車に乗れっていう意味がそもそも分からないよね。
生き方を投影できるモノは?
 世にある世代間の衝突や価値観のギャップ、ディス・コミニュケーションの原因も、おそらくこのあたりにその要素があるのだろう。
 だからオジサンたちも、若い人に何を勧めたらいいか分からなくなっている。自分たちにとっての外車が、今の何に当たるのか?
 エコと健康を考えて自転車で通勤する人は、昔の価値観ではセコすぎる。
 でも、自転車に100万円つぎ込む本物志向のマインドは、外車にかける思いと同質のものを持っていると見るべきだろう。
 パソコンや携帯を駆使して、生活の利便性を高めたり友達とのネットワークを強化する作業も、それがない時代に車を触媒にして自分の住む世界や友達の輪を広げていたのとやっていることは同じだ。
 一人前になりたかったら、「外車に乗れ」的な価値観も依然として残っていることは確かだ。プロスポーツや芸能界は、それが分かりやすくていい。
 しかし、これだけモノが氾濫し、外国のモノも簡単に手に入る時代では、ひと昔前の外車のように、単品で価値観や生き方を投影できるモノがなくなってしまった。
問われているのは「ライフスタイル」?
 今、求められているのは、もっとトータルなライフスタイルやこだわりみたいなもの。
 昔の外車も、今のパソコンもファッションも携帯音楽プレーヤーも通信機器も、それは目的ではなく手段やイメージに過ぎない。
 問題は、それらを使って、どう生きるかってこと。
 その本質は、今も昔も変わっていない。
 いくらでも格好つけられる時代だからこそ、問われるのはマインドだよね。



米ウォール紙が日本専用サイト ダウ・ジョーンズ、SBIと合弁
 米メディア大手のダウ・ジョーンズ(DJ)とSBIホールディングスは7日、月内に合弁会社ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン(WSJジャパン、東京・港)を設立すると発表した。年内をめどに米経済紙「WSJ」の日本専用サイトを立ち上げ、欧米の金融経済ニュースなどの日本語での配信を始める。
 新しい合弁会社の資本金は4億円。DJが60%を、SBIが40%を出資する。新設する日本版WSJのサイトではWSJが扱うビジネスニュースの邦訳を配信するほか、DJが発行する出版物のコンテンツも流す。現地語によるWSJの本格的なサイトはアジアでは中国に次ぎ2番目となる。



米金融、10社近く資本増強へ 米メディア報道
 【ニューヨーク=財満大介】米政府と米連邦準備理事会(FRB)が金融大手19社の健全性を調べ、7日に結果を正式発表する資産査定(ストレステスト)について、ウォールストリート・ジャーナル(電子版)など複数の欧米メディアはシティグループなど対象の約半分の10社近くが将来資本不足に陥る可能性を指摘されたと報じた。各社は今後、資産売却や民間からの増資、公的資金の申請などを通じた資本増強を急ぐ。
 複数のメディアによると、バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレー、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の金融関連会社GMACなども資本不足の指摘を受けた。一方、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスなどは資本増強が不要と判定されたという。



ソフトバンクのハイエンドモデルか――「933SH」「930N」がJATE通過
 NTTドコモとソフトバンクモバイルの次期モデルと思われる機種が、4月10日から15日にかけてJATE(電気通信端末機器審査協会)の認定を受けた。
 N-07A、L-04A、L-06Aはドコモの次期モデルだと予想される。NEC製のモデルは「N-06A」「N-08A」「N-09A」が3月11日に認定されている。ドコモの山田隆持社長は、5月19日に夏モデルを発表することを告知しており、これらの機種が同日に発表される可能性が高い。
 930Nと933SHはソフトバンクモバイルの次期モデルだと思われる。いずれも型番の1桁目が「9」であることから、ハイエンドモデルであることが予想される。



新聞用の電子端末発表 米アマゾン、大画面化
 米インターネット小売り大手アマゾン・コムは6日、新聞記事を読みやすくするために9・7インチの大型画面を採用した電子書籍端末「キンドルDX」を今年夏に発売すると発表した。
 アマゾンのベゾス最高経営責任者(CEO)は記者会見で、画面が小さい従来機種でも「新聞がいつもベストセラーだった」と指摘。ネットなどに押され不振が続く米新聞業界では若年層の市場開拓で有力な道具になると期待が高まっており、ニューヨーク・タイムズのサルツバーガー会長は「紙で読むのと同じ満足感が得られる」と歓迎、他紙とともに普及に協力していく考えを示した。



新「みずほ証券」誕生、国内4位の準大手…合併2度延期
 みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ証券と新光証券が合併し、営業収益で国内4位の新「みずほ証券」が7日、誕生した。
 国内101の営業拠点、従業員約8000人を抱え、大手証券会社に準じる規模となる。
 みずほ証券と新光証券は2007年1月、合併に合意した。だが、金融市場の混乱で合併期日が2度延期され、発足は当初計画より1年4か月遅れた。その間、証券界は、三井住友フィナンシャルグループによる日興コーディアル証券の買収や、三菱UFJ証券と米モルガン・スタンレー日本法人の統合が予定されるなど業界再編が進んでいる。



Yahoo!ブログの開設数が200万件を突破
 ヤフーは4月30日、ブログサービス「Yahoo!ブログ」のブログ開設数が4月29日に200万件を突破したと発表した。同数値は、利用を停止したブログ件数を除いたもの。
 Yahoo!ブログは、2005年1月31日にサービス提供を開始。今回の200万件突破は、サービス開始から約4年3カ月で達成した形になる。また、機能面では2008年5月28日にプロフィールサービス「Yahoo!プロフィール」と連携したSNS機能を追加している。



「Windows 7」製品候補版、日本でも一般公開開始
 マイクロソフトは7日、次期OS「Windows 7」の製品候補版(RC版)について、日本のサイトでもダウンロード公開を開始した。ダウンロードにはWindows Live IDが必要となる。
 公開されたWindows 7 RC版(ビルド7100)は、Windows 7の全機能が利用できる「Ultimate」エディションと同等のもの。32bit版と64bit版があり、それぞれ日本語を含む5言語版(英語、ドイツ語、日本語、スペイン語、フランス語)が用意されている。
 マイクロソフトでは、Windows 7 RC版は少なくとも6月中はダウンロード公開が続けられ、人数などの制限もないため、ダウンロードを急ぐ必要はないとしている。



独ポルシェ、VWと経営統合 財務体質の改善ねらう
 【フランクフルト=下田英一郎】ドイツの高級車メーカー、ポルシェは6日、51%を出資する子会社の独フォルクスワーゲン(VW)と経営統合すると発表した。ポルシェは資金繰りが悪化しており、VWと統合することで財務体質を改善し、グループのコスト競争力を高める。
 ポルシェは2005年にVWに資本参加し、09年1月には51%まで出資比率を高めた。出資比率引き上げに伴い、総額230億ユーロ(約3兆円)を投資。しかし高級車販売の不振で業績が悪化し、負債は90億ユーロまで拡大していた。
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