(#゜Д゜)/新聞

ソニーの「PSP Go」には従来よりも高性能なCPUが搭載か
 6月に開催したE3で、ソニーはUMDを廃止して16GBの内蔵メモリを搭載するなどした新型のPSP「PSP Go」を正式発表したが、「PSP Go」には従来よりも高性能なCPUが搭載することが判明した。
 「PSP-1000」から「PSP-2000」にモデルチェンジした際にはメインメモリが32MBから64MBに倍増したことで、ゲームの読み込み時間が短縮するなどのメリットが期待できたが、CPUの性能を向上させた背景にはいったい何があるのか。
 ソニーがアメリカの連邦通信委員会(FCC)に提出した「PSP Go」に関する資料において、「PSP Go」に搭載されているCPUの性能が向上していることが明らかになった。
 従来の「PSP-1000」「PSP-2000」「PSP-3000」には最大333MHzで駆動するCPUが搭載されているのに対して、「PSP Go」には480MHzで駆動するCPUが搭載されているとのこと。
 ちなみに任天堂もニンテンドーDSと比較してメモリが4倍になるなどの大幅な性能アップを施した「ニンテンドーDSi」を昨年発売しており、ニンテンドーDSi専用のソフトとして「ニンテンドーDSiウェア」を配信しているが、性能が向上した結果「ニンテンドーDSiウェア」が実現したのであれば、将来的には高性能なCPUを生かした「PSP Go」専用のソフトが配信される可能性もある。



ソニー「ウォークマン」30年 生活変えた3億8500万台
 ソニーの携帯オーディオプレーヤー「ウォークマン」の1号機発売から、1日で30年を迎えた。個人中心のライフスタイル拡大とも相まって世界で約3億8500万台(2009年3月時点)を売り上げた。米アップルのiPod(アイポッド)に押され試練の時を迎えているが、幅広い世代に愛され、忘れられない思い出も刻んでいる。
 ◆自分だけの音響部屋
 「自分だけの音響部屋を持ち歩くようなぜいたくさ。衝撃的で、単純に音楽を聴く以上の存在だった」。会社員、村尾朗さん(54)=神奈川県海老名市=は20代半ばに量販店で買い、帰り道の電車内で待ち切れずに封を開けた思い出がある。
 「オーケストラが耳の中で演奏しているみたいだった」。主婦、田口照子さん(62)=同県大磯町=は、音楽好きの夫(66)が買った初代機を入院中の病室で愛用した。
 東京のタワーレコード渋谷店から買い物を終えて出てきた女性会社員(33)は「恋人にカセットテープを作ってもらった」。「授業中に隠れて楽しんだ」という男性(35)も。ミュージシャン、太田耕平さん(28)はドラムの練習に活用した。
 ◆日本製品の誇らしさ
 京都市の主婦、内山礼子さん(42)は大学時代に最新機種を買った。「誇らしさと見せびらかしたい思い」も胸に秘めてニュージーランドに留学。寂しくなるとヒット曲を聴き、大声で歌った。
 ウォークマンは和製英語。米国、英国、インドで計14年暮らした慶応大生、大野晴香さん(22)=東京都=は「現地校で、校則違反なのに愛用している同級生の姿を見て、うれしかった。当時、一番身近な日本製品がウォークマンだった」。
 ニホンザルを起用したコマーシャルも話題を呼んだ。ただ「外界拒絶的」「交通事故や電車内のトラブルの原因」「難聴になる」との批判も。
 音楽制作会社代表、小伏和宏さん(49)=大阪市=は「アンプやスピーカーなど高級音響機器が少なくなった。音楽のすそ野を広げたが、頂上も下げた」と指摘する。
 ◆「使命」は変わらない
 デジタル型の携帯プレーヤーのシェアは、ライバルのアップルが53.8%(08年6月~09年5月、調査会社BCN調べ)を占め、ソニーの31.2%を引き離す。iPodは01年の販売開始から既に2億台を売った。
 しかしソニー広報は「音楽をいつでもどこでも楽しんでもらうのが基本的使命。30年前に提唱して根付いたこのコンセプトは今後も変わらない」と話す。一人一人にドラマを刻んで、ウォークマンは今日も鳴り続ける。



サブカル紹介、スタジオ・ボイス休刊へ
 30年以上続いた月刊のカルチャー誌「STUDIO VOICE(スタジオ・ボイス)」(インファス・パブリケーションズ刊)が、8月6日発売の9月号で休刊する。
 3日、同社が明らかにした。
 1976年9月に創刊。音楽、演劇、映画など国内外のサブカルチャーを独自の視点で紹介した。
 90年代半ばは約10万部の発行部数があったが、近年は3、4万部に低迷していた。休刊の理由について「広告収入の落ち込みと部数減」としている。



30歳代の「ニート」が増加 09年版青少年白書
 小渕優子少子化担当相は3日の閣議に、2009年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を報告した。非労働力人口のうち、家事も通学もしていない、いわゆる「ニート」が30歳代で増加傾向にあると指摘、より若い段階での対策が必要と指摘している。
 年齢別にみると、08年の15~29歳までのニートの合計は43万人で前年からほぼ横ばい、03年に比べ5%減少した。30歳代は39万人と、03年比2割増となった。ニートになるとなかなか抜け出せない若者の増加も一因とみられる。ニートとなった原因は不登校や高校中退にたどり着くことが多いため、内閣府は早い段階での対処が重要と強調している。



財務省が予算点検 「無駄遣い」廃止含め検討、計21事業で要請
 財務省は3日、国の予算の無駄遣いを点検する予算執行調査(2008年度)の結果を発表した。調査を終えた57の事業すべてで見直しが必要と指摘し、うち21事業は廃止も含めた検討を各省庁に求めた。与謝野馨財務・金融担当相は同日午前の閣議で、来年度予算要求に見直しの結果を反映するように各閣僚に要請した。
 地域で家庭教育を支えるモデル事業におカネを付ける文部科学省の「家庭教育支援基盤形成事業」(10億3300万円)。財務省は「国費を投入する必要性はない」と判断した。モデル事業に選んだ市町村の95%が前の年度に同様の事業を独自に実施しており、これを国の事業に付け替えたにすぎなかったためだ。
 乳がん検査の精度を引き上げる「マンモコイル」という器具を普及させる厚生労働省の事業(8億6600万円)も、既にがん診療連携拠点病院の多くで整備済みだとして、廃止を含む見直しが必要だと指摘した。



失業率「2、3カ月で10%超に」 米大統領報道官が見通し
 【ワシントン=大隅隆】ギブズ米大統領報道官は2日の定例記者会見で、6月の失業率が9.5%に悪化したことに関し「2、3カ月で10%を超えるだろう」との見通しを語った。ただ「四半期ごとにみると(雇用者数の減少ペースは鈍化しており)安定化の兆しがある」と主張。景気対策の執行などを通じて雇用の下支えに取り組む考えを強調した。



グーグルの書籍検索サービス、米司法省が独禁法関連の調査
 【シリコンバレー=田中暁人】インターネット上で絶版本などを検索できるネット検索最大手、米グーグルの書籍検索サービス「ブックサーチ」について同社が米出版界と合意した和解案に対し、米司法省は独占禁止法に関連する調査を始めた。2日、司法省が裁判所に提出した書簡で明らかになった。
 同和解案は米国内の伝統的販売経路で市販されている書籍はネット上の公開や販売の対象としないことなどを盛り込んだ内容で、一部の消費者団体などが市場独占の恐れがあると懸念を表明していた。司法省は和解案が実際に独禁法に抵触するかどうかの判断を示していない。



選挙の夏、首都総力戦 都議選告示、衆院選の「前哨戦」
 「国を東京を、私たちの手に」「落ち着いて投票を」。東京都議会選挙が告示された3日、各党の党首や候補者らは駅前や街頭で声を張り上げ、舌戦をスタートさせた。自公・民主が激突する衆院選の“前哨戦”として全国の注目が集まるだけに、各党とも支持の呼び掛けに懸命。有権者からは雇用対策や子育て支援の充実を求める声が上がる。1300万人が暮らす首都の「明日」を決める選挙戦の幕が開いた。
 「どの候補者が皆さんのためになるか、落ち着いて選んでください」。午前10時15分、自民党の麻生太郎首相は、東京都青梅市のJR青梅駅前のロータリーで第一声を上げた。霧雨が降る中、グレーのスーツに青のネクタイ姿で、身ぶり手ぶりを交えた“麻生節”を繰り広げた。
 民主党の鳩山由紀夫代表は午前10時、中央区の築地市場近くの交差点で菅直人代表代行とともに選挙カーの上に立ち「いよいよ首都決戦の夏がやってきた」と第一声。両手でマイクを握り「民主党を通じてこの国を、東京を私たちの手に取り戻す戦いなんだと理解してください」と呼び掛けた。



【東京新聞社説】
都議選告示 政権選択占う首都決戦
2009年7月3日
 東京都議選はきょう告示され、選挙戦に入る。地方議会選挙ではあるが、結果が次の総選挙に影響を与えるのは必至だ。政権選択を占う首都決戦であり、有権者は貴重な一票を投じることになる。
 今回の都議選では、新銀行東京の経営問題や築地市場(中央区)移転問題など、都の政策がそのまま選挙の争点になるようだ。
 都の出資で設立した新銀行は累積赤字が膨らみ続け、都は追加出資して再建を目指している。築地市場は江東区豊洲の移転先で土壌汚染が判明した。
 都民の税金がつぎ込まれた銀行をどう立て直すのか、撤退すべきなのか。築地市場移転問題では食の安全をどう保証するのか。
 二〇一六年夏季五輪の東京招致の是非も、都民の関心は高い。都政の諸課題を政党や候補者が論じ合い、有権者が投票の判断材料とするのは都議選として当然だ。
 しかし、今回は都政の審判にとどまらない。その結果が国政を直撃し、総選挙への影響は必至だからだ。地方議会選挙なのに全国から注目されるゆえんでもある。
 これまでも都議選は国政選挙の先行指標になってきた。一九八九年の社会党の躍進、九七年の共産党の議席倍増、二〇〇一年は小泉旋風による自民党の大量得票と、国政選挙の流れを先取りした。
 この都議選での政党の消長は総選挙の行方を占い、麻生首相の政権運営も左右する。
 都議会の定数は一二七。第一党の自民は、二十三人を擁立する公明と合わせて、過半数の六十四を勝敗ラインとみているようだ。
 かなり低めの数字だが、それだけ厳しいとみているのだろう。麻生首相が島部を除き、自民公認の立候補予定者の事務所すべてを訪れる力の入れようをみても、これまでにない危機感が伝わる。
 自公で勝利といえる結果なら、都議選の勢いを駆って麻生首相が解散に踏み切る可能性がある。
 民主は自民と同数の五十八人を公認した。小沢前代表と鳩山代表の政治資金問題が影を落とすが、現有の三十四から比較第一党にまで議席を増やせば、政権交代の弾みとなる。
 民主とともに共産や地域政党の生活者ネットワークなども伸び、自公で半数を割り込むなら「麻生おろし」の風は強まるだろう。
 麻生政権の命運は都議選に委ねられたといっても過言ではない。そんな重要な選挙を都民以外は見守るだけだ。棄権をなくし、高い投票率で民意を示してほしい。
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