ヾ(゜Д゜)ノ"新聞

デジタル家電向けCPU、国内勢が規格統一へ
 富士通、東芝、パナソニックなど半導体・電機大手はデジタル家電や携帯電話に搭載する新型CPU(中央演算処理装置)の規格を統一する。基幹技術を共有化することで、一からソフトを開発する手間が省ける。新型の台頭を機に国内勢が結束し、CPU市場で圧倒的なシェアをもつ米インテルの牙城に挑む。2012年度を目標に業界標準の実現を目指す。
 ルネサステクノロジ、NEC、日立製作所、キヤノンなども参加する。早稲田大学の笠原博徳教授が考案した省エネ性能に優れたソフト規格に対応する新型CPUを各社が開発し、性能を検証する。



ソニー、3Dテレビを2010年に投入 VAIOやPS3も3D対応へ
 ソニーは9月2日、家庭用3Dテレビを2010年に投入するとドイツで開催の家電展示会IFAで発表した。
 同社は3D対応BRAVIAを2010年に発売し、Blu-ray製品、VAIO、プレイステーション 3(PS3)なども3Dに対応させる計画だという。
 同社の3Dテレビはフレームシーケンシャル表示方式とアクティブシャッター方式の3Dメガネを採用し、ソニー独自の高フレームレート技術で、左目用・右目用とも1920×1080ピクセルのフルHD(高精細)3D画像を実現するとしている。
 ソニーはIFAのブースで3D対応1080p BRAVIAを展示、ゲーム、映画、スポーツなどの3D映像をデモしている。



実質値下げのPS3が販売開始 有楽町などでは試遊機も
 ソニー・コンピュータエンタテインメントが実質1万円値下げした据え置き型ゲーム機「プレイステーション3」の新型モデルの発売が3日、全国の家電量販店などで始まった。価格は2万9980円。
 PS3は、従来モデルに比べ、記憶容量が80ギガバイトから120ギガに上がったが、体積、重さは逆に現行機の3分の2となった。
 発売に際しては、大手家電量販店のビックカメラが有楽町店(東京都千代田区)、池袋店(同豊島区)で、入り口に試遊機を置いて商品をPR。ヨドバシカメラなども店頭で実質値下げをアピールしている。
 限定発売などではないため、目立った行列はないが、ビックカメラによると「予約が多く、会社帰りの夕方や、週末などにかけて売り場が盛り上がるのでは」と分析している。



Wii追撃するXbox 値下げに加えソフト100タイトル投入
 マイクロソフト(MS)日本法人は2日、据え置き型ゲーム機「Xbox360」を10日から値下げすると発表した。120ギガバイトの記憶容量を持つ高性能モデル「エリート」を1万円値下げして、2万9800円にする。併せて、今後1年間で新作ゲームソフトを過去最高の100タイトル出すことも発表した。欧米に続く値下げとソフトの充実で国内販売をてこ入れし、全世界首位を走る任天堂「Wii」(2万5000円)を追撃する。
 値下げは、「打倒Wii」に加え、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が3日から新モデルの「プレイステーション(PS)3」を実質1万円値下げし、2万9980円で販売するための対抗策とみられる。
 勢いを支えているのは新作ソフトの投入だ。これまで年50~70タイトルの新作を出してきたが、2日の会見で、坂口城治Xboxマーケティング本部長は「今年は8月までにすでに61タイトルを市場投入。来年8月末までにさらに100タイトルを出す」と説明。自社開発の人気ソフト「Halo(へイロー)」の続編や、国内ゲームソフト大手からも新作ソフトが続々出る見込み。
 これまでは、ソフトメーカーはその時代の人気ゲーム機向けにソフトを数多く出してきたが、「欧米向けはXbox、国内はPS3、家族で楽しむユーザー向けには、Wiiと、すみ分ける時代がきた」(国内ゲームソフト大手)とみられている。



米ユーチューブ、映画のネットレンタル検討
 米インターネット検索大手、グーグル傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」が、ネットを通じた映画のレンタル事業に参入を検討していることが2日分かった。米メディアが伝えた。
 一般利用者らの投稿を基に無料で短時間の動画を配信する現行サービスは広告収入に依存。不況の影響で苦戦しており、多角化を図る狙いだ。
 利用料金は1作品当たり3.99ドル(約400円)程度となりそう。グーグル従業員がテストして実用性を高めた上で実際に事業化するかどうか決める。米国でトップクラスの知名度を活用し、有料顧客の掘り起こしを進める。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントなどに作品の提供を求めて交渉を進めている。
 ネットを通じた映画配信分野で先行する米電子機器大手、アップルやネット小売り、アマゾン・コムを追い上げる。



「Hanako WEST」休刊へ 発行部数、ピーク時の半分
 女性向け月刊生活情報誌「Hanako WEST」(マガジンハウス刊)が、12月末発売の来年2月号で休刊することが3日、分かった。
 関西のグルメやショップ情報を発信する月刊誌として平成3年に創刊。発行部数はピーク時に約16万部あったが、数年前から7~8万部に落ち込んでいた。同社は「発行部数と広告収入の減少が休刊理由」としている。



ニコニコ動画、ユーザー生放送にアンケート機能を追加
 ニワンゴが運営する「ニコニコ動画ββ」は3日、ユーザーが生放送番組を配信できる「ユーザー生放送」において、アンケート機能を追加した。
 アンケート機能は、ニコニコ動画の運営生放送が使用していたもので、視聴中のユーザーへリアルタイムで2~4択の質問を行い、集計できる。ユーザーは動画再生画面に表示された選択肢をクリックして回答する。なお、「ユーザー生放送」でアンケート機能を使用できるのは、レベル25以上のコミュティに限られる。
 また同日、動画へのコメントを映像の裏側に表示する「コメント裏流しモード」も追加した。同機能は、コミュニティレベルに関係なく使用できる。なお、「コメント裏流しモード」にした場合、映像の表示領域が縮小され、その裏にコメントが流れるようになる。



サーバー世界出荷額、4~6月は3割減 IDC調査
 【シリコンバレー=岡田信行】米調査会社のIDCは2日、2009年4~6月の世界のサーバー出荷額が前年同期比30.1%減の98億1400万ドル(約9000億円)に落ち込んだと発表した。企業業績の回復遅れでシステム投資が冷え込んだことが響いた。同社が四半期ベースで調査を開始した1996年以来、最低の水準という。
 主要メーカーの出荷額は軒並み25%以上減少した。メーカー別にみると、首位の米IBMが26.3%減の33億8500万ドル、米ヒューレット・パッカード(HP)が30.4%減の27億9800万ドル、米デルが26.8%減の12億2100万ドルとなった。このほか、企業向けソフト大手、米オラクルによる買収が決まっている米サン・マイクロシステムズは、9億8100万ドルと37.2%も落ち込んだ。
 IDCは企業の情報システムの旧式化が進んでいると指摘。「将来に向けた投資の再開で、今年後半にはサーバー需要が回復に向かう」と予測している。



エリクソンとイー・モバイル、21Mbpsのエリアを大都市圏で拡大
 エリクソンとイー・モバイルは、大都市圏でネットワーク設備を拡張する契約に調印したと発表した。これには、下り最大21MbpsのHSPA+のエリア拡充も含まれる。
 今回の契約により、東京、横浜、名古屋、大阪などの大都市圏において、ネットワークの更新、拡張をエリクソンが担当することになる。エリクソンはイー・モバイルのHSPA+ネットワークの主要なサプライヤーとなっている。イー・モバイルは、7月24日から開始したHSPA+サービスについては、エリアを東名阪および主要政令都市の一部で開始すると発表しており、これをエリクソンが担当することになる。



噂の「まさゆき地図」は仕込みではなかった--開発者も驚くドラクエ9(COLUMN)
 「皆さん、『まさゆき地図』は(開発者の)仕込みだと思っているでしょ。でも、大間違い。あれは偶然に生まれたもの」――ニンテンドーDS向けソフト「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」(ドラクエ9)の開発を担当したスクウェア・エニックスディレクターの藤澤仁氏はこう苦笑いする。
 これは9月3日に開催された、ゲーム開発者向けイベント「CESA Developers Conference 2009」(CEDEC 2009)の基調講演での一幕だ。
 まさゆき地図とは、ドラクエ9で遊べる宝の地図の1つ。地下15階に「メタルキング」というプレーヤーが経験値を稼げる敵しか現れないフロアがあり、レベルを上げるのに絶好の地図であるとして、ユーザーの間で口コミで広まった。この地図の第一発見者の名前が「まさゆき」であったことから、いつしかまさゆき地図と呼ばれるようになった。
 ドラクエ9にはユーザー同士が通信して宝の地図を交換できる「すれちがい通信」という機能がある。まさゆき地図を求めてすれちがい通信をするユーザーも多い。
 地図には発見者と、その地図で新たな宝を見つけた人が更新者として表示される。この仕組みを入れたのはゲームデザイナーの堀井雄二氏だ。「発見者と更新者が、ユーザーの間で有名になればいいかなと思った」と堀井氏は話すが、「まさゆき」は想定外だった。
 「『(「竜王の地図」で)レベル99の竜王を倒したこの人はすごい』というように伝説ができればと思っていた」(スクウェア・エニックス プロデューサーの市村龍太郎)と、宝の地図内で登場するボスを倒した人が有名になるのが当初の考えだった。まさゆき地図のように、特別な敵が多く出る地図を発見した人が有名になるとまでは考えていなかったというのだ。
 そもそも、すれちがい通信の人気自体、開発者にとっては想定以上だった。「もともとニンテンドーDSにあった機能を使ったので、どうしたらユーザーに遊んでもらえるかという責任感はあった。ただ、まさかこんなに遊ばれるとは思ってもいなかった」(藤澤氏)
 ニンテンドーDSの通信機能は、ドラゴンクエストVIやVのニンテンドーDS版でも採用されていた。ただ、「ユーザーの密度の問題がある。みんながやればやるほど面白くなるからみんなやるという循環が生まれている」(堀井氏)
 また、ただ通信をするだけではなく、宝の地図が手に入るというメリットを提供したことも、人気を博した理由ではないかという。「やっぱり人間、ものをもらうと燃えるから(笑)」(堀井氏)
 実際、堀井氏はこれまでに1230人、藤澤氏も820人とすれ違っているとのこと。すれちがい通信では相手のレベルやプレイ時間、簡単な自己紹介などのコメントが見られるようになっており、見知らぬドラクエ9ユーザーとコミュニケーションしている気分が味わえる。
 「バーチャルがリアルを侵食したら面白いと思っていたが、本当にできた。人って、人が好きなんだと思う。他人のデータを見るのがおもしろい。何かが起きそうなわくわく感がある」(堀井氏)
 「ドラクエ9の発表会のときに、『コミュニケーションツールになることを目指す」といったが、まさにそんな感じになった。ブログのような、小さい情報発信としての役割を果たしているということが、時流に乗った感じがする。ここまですれちがい通信の人気が出るとは思わなかったが、仕掛けたことが何倍にもなって返ってきたのは面白い」(市村氏)と、すれちがい通信の魅力を分析していた。
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