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「世界に通用するAndroidアプリを作ろう」、ソニエリが「Xperia」開発者向けイベント開催
 ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズ(以下、ソニー・エリクソン)はAndroid搭載スマートフォン「Xperia」のアプリケーション開発者向けイベント「Create now tour in Japan」を都内で開催した。イベントは2回に分けて開催され、ともに満席状態。参加した開発者たちはソニー・エリクソンの開発者向け施策などについての説明を聞き、用意されたXperiaの実機に触れた。
 このイベントのため来日したSony Ericsson Mobile CommunicationsのKarl-Johan Dahlstrom氏は、Xperia X10のエミュレータのセットアップ方法や、Xperia開発者向けのEclipseの利用方法を説明した。また、AndroidとSymbianの両方で動作するアプリケーションを開発できるフレームワーク「WebSDK」を紹介した。
アプリケーション拡充は重要課題
 日本国内でAndroid搭載スマートフォンを普及する上で重要な課題となるのが、メーカーの外部にいる開発者によるアプリケーションの品ぞろえである。
 スマートフォンとして先行するiPhoneは、10万本を超えるアプリケーションの品ぞろえを持つ。一方、Androidマーケットへ登録されたAndroidアプリケーションは、情報サイトandroLib.com の調べによれば約3万本。その多くは、G1やHT-03Aなど、最初の世代のAndroid搭載端末を対象としている。より高速なCPU、より大きなディスプレイを搭載するXperiaの魅力を引き出すようなアプリケーションの品揃えは、まだまだこれからだ。
 Simon Walker氏(Sony Ericsson Mobile Communications, Head of Consumerizing Development)は、開発者たちに向かって「想像力を形にし、世界に通用するアプリケーションをぜひ作って欲しい」と呼びかけた。
 ソニー・エリクソンの世界市場向けの施策と、日本市場向け施策は異なる。この日の説明は、世界市場向けの施策を中心としたものだった。同社のサイト「PlayNow」は、21カ国でコンテンツやアプリケーションのダウンロード販売を行っている。また、これまでに15カ国で、開発者向けイベントを実施している。
 海外市場向けPlayNowに登録されているアプリケーションは、Java ME、Symbian、Windows Mobile、ソニー・エリクソン独自のプラットフォームOSEなどを対象としたものが多い。今後はAndroidに大きくシフトしていく考えだ。
 世界市場向け施策のポイントとしては、日本在住の開発者でも世界市場向けアプリケーション市場に参加可能なことがある。ソニー・エリクソン製の携帯電話は世界で2億人の利用者がおり、1年間で2億件のダウンロードがあるという。
 説明の中で印象的だったキーワードは「量より質」である。Androidマーケットには3万本以上のアプリケーションが登録されているが、その内容は玉石混交である。ソニー・エリクソンでは、独自の審査や開発者向けプログラムの充実により、魅力的なアプリケーションをそろえたいと考えている模様だ。
 世界市場向け「PlayNow」の特徴は、submit.sonyericsson.com から誰でも登録でき、登録料や年会費は無償で参入の敷居が低いこと(たとえばGoogleのAndroidマーケットは25ドルの登録費が必要となる)、登録されたアプリケーションは30日以内に審査を終える体制であること、マーケットでのアプリケーション売り上げの70%は開発者の収入となること、また優れた開発者と認められればHero Developerとして独自APIの情報などが提供されること、である。日本の開発者も、これらの制度に参加して、世界市場向けにソニー・エリクソン製携帯電話の特徴を生かしたアプリケーションを販売することは可能である。
日本では当面はAndroidマーケットを利用
 一方、PlayNowを通じて日本市場向けにはAndroidアプリケーションを配布できない。日本国内では、アプリケーションの販売を実施していないためである。これは、PlayNowがもともとDRMフリーな(デジタル著作権管理を付けない)音楽配信サービスとして始まったことから、日本国内では別の展開が必要だったことに由来するという。
 そこで、ソニー・エリクソンでは「日本向けにAndroidアプリケーションを配布したい開発者は、当面は米Googleが運営するAndroidマーケットへ登録してほしい」と説明する。日本国内にもPlayNowという名称のサイトはあるが、現状はマーケットではなく情報提供サイトとの位置づけである。
 ソニー・エリクソンは、先に説明したHero Developer制度を設け、選ばれた優秀な開発者には同社独自のAPIを利用可能とするとの施策を採っている。この制度は日本国内でも実施する考えだ。つまり、同社の独自APIを使ったアプリケーションについては、選ばれた開発者だけに参入してもらう方向だ。これはXperiaの独自機能をすぐ使いたいと考える開発者にとっては残念なことかもしれない。一方で、適度な参入障壁があり、過当競争に陥りにくい環境が好ましいと考える開発者もいるだろう。
 また、独自APIを用いないアプリケーションであっても、Xperiaでは従来の端末より快適に動作する。当面は、広い画面、高速なCPUの活用が、Xperia向けの特性を引き出したアプリケーション開発のポイントということになる。
 なお、日本国内でのAndroidのアプリケーション・マーケットとして、1月21日のXperia発表会の場でNTTドコモが発表した「ドコモマーケット」にも触れておく必要があるだろう。2010年4月の発足時点では、ドコモマーケットは、Androidマーケットから厳選した少数のAndroidアプリケーションを紹介するディレクトリであり、アプリケーション本体はAndroidマーケットからダウンロードする形となる。日本で発売するXperiaにはドコモマーケットへのリンクアイコンが導入されており、利用者の多くが、ドコモマーケット経由でAndroidアプリケーションを導入することになるだろう。NTTドコモによれば、2010年内には、ドコモマーケット独自の課金システムなどを整備する考えであるという。



Acerによるノートパソコンメーカー買収、ターゲットは富士通か
 ネットブック「EeePC」などで有名なASUSが「dynabook」で知られる東芝のパソコン事業を買収するために交渉していることが昨年11月に明らかになり、続いて「Aspire One」などで知られるAcerも日本メーカーの買収に意欲を示していることが判明したが、Acerのターゲットが富士通となる可能性が高いことを専門家が明らかになった。
 Acerは2009年に約3100万台のノートパソコンを出荷し、DELLを抜いて世界シェア2位になった。そして世界シェア1位で、2010年の販売目標を4200~4500万台に設定しているHP(2009年の出荷医台数は約3700万台)を抜いてトップに躍り出るためには、前年を40%上回る成長を遂げる必要があるとのこと。
 しかしAcer単独で販売台数を一気に引き上げるのは現実的では無いため、最もスピーディーな方法として、パソコンメーカーの買収が効率的であると市場に詳しい専門家は述べている。
 すでにAcerは日本のノートパソコンメーカーの買収に意欲を示しているが、ヨーロッパや日本市場に強い富士通はAcerにとって最も良いターゲットであると専門家は指摘しており、2009年に約300万台を出荷した富士通をAcerが獲得することは、シェア増加につながるとされている。



セブン&アイ、タワーレコードの第2位株主に 21.6%出資
 セブン&アイ・ホールディングスは2日、3月下旬をメドにCD販売大手のタワーレコード(東京・品川)の株式21.6%を取得し、持ち分法適用会社にすると発表した。投資ファンドなど2社から買い取り、NTTドコモに次ぐ第2位株主になる。買収価格は約16億円。株式を取得を機にインターネット通販などでの連携やセブン&アイの施設への誘致を進める。



第15回AMDアワード、優秀賞にTwitterやmixiアプリなどを選出
 社団法人デジタルメディア協会は1日、「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘09/第15回AMDアワード」の年間コンテンツ賞「優秀賞」を授賞した10作品を発表した。
 優秀賞に選出されたのは、Twitter社の「Twitter」やミクシィの「mixiアプリ」をはじめ、頓智ドット株式会社のiPhone用アプリケーション「セカイカメラ」、映画「アバター」と「サマーウォーズ」、任天堂の「トモダチコレクション」、スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」。また、NHKおよびNHKグローバルメディアサービスの「特ダネ投稿DO画」やエイベックス通信放送株式会社の携帯電話向けサービス「BeeTV」、crunchyroll社の動画配信サービス「Crunchyroll」も選出された。
 優秀賞の中から選ばれる「大賞/総務大臣賞」1作品と「AMD理事長賞」1作品に関しては、3月17日に東京・赤坂の明治記念館で開催される受賞式で発表する。



「iPadの発売、4月に延期の可能性」とアナリスト
 AppleのiPadは3月発売予定だが、製造上の問題により、発売が延期される可能性があるとアナリストが伝えている。Canaccord Adamsのアナリスト、ピーター・ミゼク氏は、「詳細は不明だが、Appleから製造を請け負っているHon Hai Precisionで製造上の問題が起きている」と聞いたと話している。この問題により、初回出荷台数が当初見込みの100万台から30万台に減少する可能性が高く、発売が1カ月延期される可能性もあるという。だが同氏は、発売延期による影響は小さいとし、iPadは2010年度に120万台売れると予測している。



ツイッターで津波速報、原口総務相 「正確な情報優先」と説明
 原口一博総務相は2日午前の閣議後の記者会見で、チリ大地震に伴う津波情報をインターネットで短文を書き込む「ツイッター」に自身で書き込んでいたことを認め、「なりすましの危険はあるかもしれないが、正確な情報を国民に伝え、流言やパニックが起こることを防ぐことを優先した」と理解を求めた。
 総務相は地震が発生した先月27日から各地の避難状況など70件以上の情報を書き込んでいた。



2ちゃんねる攻撃の韓国コミュニティー 加入者10万人超に
 【ソウル=水沼啓子】韓国からの大規模なサイバー攻撃で巨大掲示板「2ちゃんねる」のサーバーが1日午後からダウンし、アクセスしづらい状態が続いている。攻撃を呼び掛けている韓国のポータルサイトに開設された「正当なテロ対応カフェ」という名前のコミュニティーには、2日正午現在、加入者が10万人を超えた。
 韓国のネットメディアもこの問題を取り上げ、2ちゃんねるが攻撃された理由として、2ちゃんねる上に金メダルを獲得した韓国のキム・ヨナ選手に対する批判が多数寄せられたことや、韓国人留学生がロシアで集団暴行を受けて死亡した事件に関する暴言があったことを挙げている。



2chサーバのデータセンター、「サイバーテロ」として米機関に調査依頼へ
 掲示板サイト「2ちゃんねる」(2ch)で3月1日に大規模な障害が発生し、アクセスしづらい状況が続いている問題で、2chサーバが置かれたデータセンターの運営企業は「米国公的機関に対し、米国企業に対するサイバーテロとして調査依頼する準備をしている」という。
 2chサーバを提供するBIG-server.comの障害報告ページで、米Pacific Internet Exchange(PIE)の声明として明らかにした。声明によると、数万IPアドレスのbotから大量アクセスがあり、ネットワーク機器が過負荷に陥り、障害が発生したという。
 BIG-server.comによると、障害は1日午前11時40分ごろから発生。PIEから、5万人規模での「F5リロード」攻撃が行われているとの連絡があったという。影響拡大を防ぐため、夕方には2chのサーバをすべて停止。3月2日午前0時3分、攻撃元と見られるIPアドレスの遮断を完了した。攻撃はほぼ終息しているという。
 BIG-server.comは、2chサーバ復旧報告専用ページ「2ちゃんねる復活への奇跡の軌跡」を開設した。各サーバの負荷状況などが確認できる。



ソニーPS3の時計機能、2千万台に障害
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2日、ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の時計機能にバグが生じ、日付が間違って表示されるなどの障害が発生したと発表した。対象となる台数は世界で約2千万台。
 ゲーム機本体の日付が誤って2000年1月1日に表示されてしまうという。日付が変わったことで、オンラインストアで購入したレンタル方式のビデオが有効期限内でも視聴できないほか、ネットワークサービスを利用できなくなった。
 同社は2日中に復旧できる見通しとしている。09年9月に発売した新型PS3の時計機能については不具合はない。



外国たばこ、20円値上げ申請=2社が全銘柄一斉に
 国内たばこ販売2位のフィリップモリスジャパン(PMJ)と同3位のブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)の外国たばこ2社が、財務省に全銘柄の値上げを申請したことが2日、分かった。販売減に伴う収益落ち込みを補うのが狙い。値上げ幅は1箱(20本入り)当たり20円で、認可されれば6月1日から実施する。全銘柄の値上げは両社ともに4年ぶり。
 銘柄数はPMJが73で、BATJは50。認可が下りればPMJの「マールボロ」は340円、BATJの「ケント」は320円になる。
 なお、10月には1箱当たり70円のたばこ増税が行われる予定。 



大人のためのハイスペックディズニーケータイ--ディズニー・モバイル、DM005SH発売
 ディズニー・モバイルは3月2日、ラインストーンをちりばめたエレガントなハイスペックケータイ「DM005SH」を3月5日に発売すると発表した。
 DM005SHのコンセプトは「大人ディズニー魔法モバイル」だ。ラウンドフォルムに散りばめた22個のラインストーンやイルミネーションで着信を知らせるイルミディスプレイで高級感を出し、CCD800万画素のオートフォーカスカメラや3.4インチのフルワイドVGA液晶ディスプレイを搭載。ラグジュアリー感と高機能を併せ持つ大人向けの携帯電話に仕上げた。
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(ノ゜Д゜)八(゜Д゜)ノ新聞

「アンドロイドの父」が語るグーグル携帯第2弾
 米グーグルの携帯電話向けプラットフォーム「Android(アンドロイド)」を採用する端末メーカーが増えている。Androidは確実に世界に普及しつつあるようだが、この現状をグーグルではどう評価しているのか。「Androidの父」とも言えるグーグルのエンジニアリング担当バイスプレジデントのアンディ・ルービン氏に、2月18日までスペイン・バルセロナで開催された携帯電話関連展示会「Mobile World Congress 2010(MWC2010)」で聞いた。
■Nexus Oneの売れ行きは?
――グーグルは1月5日に自社ブランドのスマートフォン「Nexus One」を発売した。しかし、一部報道によると売れ行きは決してよいとはいえない。
 まず、Nexus Oneはシリーズの第1弾であることを理解してほしい。今後、Nexus Two、Nexus Threeが出ることはお分かりだろう。今回、本当の意味で新しいのは、ウェブサイト経由でグーグルが携帯電話を直販するということだ。
 我々は、本来なら通信事業者やメーカーのものであるはずの流通チャネルを、ウェブサイトだけで構築した。今はまだ、Nexus Oneに対応する通信事業者は1社だが、すぐに英ボーダフォンと米ベライゾン・ワイヤレスが加わり、今後さらに増える予定だ。端末が1機種、通信事業者が1社という段階でこれだけの数字を売り上げたと考えれば、かなり満足できる。
 我々が目を付けたこの供給システムはそのうち世界中に広まる。Nexus Twoが発売されるときは、我々のシステムとつながるすべての通信事業者で使えるスマートフォンとなり、世界の人がサイトにアクセスするようになっているはずだ。
■オンライン販売の長所短所
――現状は4カ国(英国、シンガポール、米国、香港)に対応しているだけだが、いずれ世界対応となるのか。
 その通り。1つのウェブサイトから世界中の隅々にまで届けられるようにすることがこの戦略の目標だ。すべてが完成すれば、あらゆる市場に同時に端末を送り込むことも簡単になる。現時点ではそれはまだ不可能だ。
 携帯電話業界では、端末メーカーのセールスマンが通信事業者に売り込み、事業者がその電話が好きか嫌いかを判断する。そして、各事業者にはそれぞれ、若者向けや企業のためというようにターゲットがある。欧州と米国は、市場の状況が違うからデバイスも異なってくる。
 Androidは、そうした状況から抜け出すことを狙っている。我々がこのシステムによって最高のデバイスを提供し、世界中のすべての人がそれを買えるようにするだけだ。
 もちろん、実際の店の中を歩き回れないデメリットはある。しかし我々は、リアルの「ショップ」にかかる販売コストをなくした。小売り店をあちこちに出す必要も、在庫にかかるコストもない。こうした出費がないから、オンライン販売のモデルは料金面では相当有利になる。
――オンラインで買えるメリットがある半面、顧客サービスに不備が多くユーザーの不満を招いているという話もある。顧客満足度を向上させる計画はあるか。
 もちろん、そのつもりだ。初期に購入したユーザーはすでにグーグルのサービスに慣れている人たちだろう。だから、手取り足取り教える必要はないと思っている。しかし、多くの端末を売るようになれば、裾野は広がる。これに向けて新しいカスタマーサポートを始めた。今後は購入前にユーザーが相談できる窓口なども計画している。
 ただし端末の保証に関する質問は、すぐにメーカーにつなぐ。サービスプランや料金の質問は通信事業者につなぐ。この業界ではこれまでもそうやってきた。違うのは、最前線で行うプレ・セールスだ。グーグルのブランドを冠した端末なのだから、購入する人はグーグルのユーザーであり、直接相談できるようにしてサポートしたいと考えている。
■iPhoneこそ最高の「Googleフォン」では?
――Nexus Oneは台湾のHTCが開発を担当した。Nexus TwoやNexus ThreeもHTCが開発を手がけるのか。
 ほかのメーカーになるだろう。ここで言いたいのは、1つのOEM(相手先ブランドによる生産)先だけでなく、もっと多くのメーカーを取り込みたいということだ。
 HTCは初めてAndroid端末を製造したメーカーでもあり、素晴らしいパートナーだ。CEO(最高経営責任者)のピーター・チョウ氏とは友人でもあり、我々に対して絶大な信頼を寄せてくれている。彼らと関係を持つようになったのは、まだAndroidが計画の初期段階のころで、私がホワイトボードに自分のビジョンを描いて見せただけだった。だが、彼は私のビジョンに賛同し多大な投資をしてくれた。今、その投資からは十分な見返りを得られているはずで、いずれは他のメーカーにも同じような機会を提供したい。
――グーグルのサービスはアップルの「iPhone」との相性がとてもよい。iPhoneこそ最高の「Googleフォン」と言えるほどだが、ユーザーがAndroidをあえて選ぶ理由はどこにあるか。
 1つはオープンであること。このOSが気に入らなければOSを変えられる。実際、そうしている人が多い。さらにそのOSを自分好みに改良している人もたくさんいる。
 アプリケーション販売ストアもオープンだ。開発者はどのアプリも無料で公開できる。もちろん、いくつかの制限も設けているが、これは動画サイトの「You Tube」に近いかもしれない。You Tubeに動画を掲載するときに、ポルノ映像らしきものが含まれていたら削除されるのと同じようなことをアプリ販売ストアでもしていく。
 ただし、登録にあたって(アップルのように)「公認」というプロセスはないから、アプリ開発者が何度も繰り返し公開することはできる。ユーザーの反響によってアプリを素早く変更して、すぐに出すことが可能だ。必要なら1日4回でも変更できる。非常に速い進化を期待できる点が大きい。
■携帯でできることが「クラウド」で広がる
――ハードウエアとしてのNexus Oneの魅力はどこにあるのか。
 我々が「スーパーフォン」と呼んでいることからも明らかなように、高速処理が可能なチップを搭載している点だ。Nexus Oneは動作周波数が1GHzのプロセッサーを使っているが、今後は2GHzのプロセッサーも次々に出てくるだろう。ノートパソコンよりもパワフルなプロセッサーを搭載することも当たり前になる。少し前まであり得なかったことが現実になっている今だからこそ、我々が携帯電話でできることがあると考えている。
――「できること」とは、何を指しているのか。
 グーグルはプロセッサーのパワーを有効に使って「クラウド」を活用する。ユーザーのスマートフォンがポケットで眠っている間に、クラウドが今よりも大きな存在へと進化する。音声で検索するボイスサーチ機能もそうだし、ナビゲーションソフトによって地図を検索できる機能もそれにあたる。検索によって様々な情報を引き出せるようになっている。
 数年前、ノキアなどすべてのモバイル関係者は、携帯電話の最大の利点はユーザーが最小のクリックで知識を得られることだと主張していた。確かに電話による検索は重要なアプリケーションだが、我々はそれを次のレベルに引き上げたと思う。これは始まりに過ぎない。クラウドに後押しされて、端末の使い方が簡単になると同時に、検索方法が洗練され、より多くの情報が手に入るようになる。将来、もっと多くのことができるようになるはずだ。
■今年のAndroid端末は最安値で129ドル
――Androidのコンセプトが明らかになったとき、メーカーの開発コストを下げ、消費者が安いスマートフォンを手に入れられるようにするという目標があった。しかし、メーカーに話を聞くと開発コストは安くなっていないという。目標は達成されるのか。
 その質問はいつもよく聞かれる。スマートフォンには現在、2GHzのプロセッサーの搭載が求められているが、それは決して安いものではない。その一方でAndroidは200MHzでもきちんと機能する。200MHzのプロセッサーも以前は今の1GHzと同じくらい高かった。これがムーアの法則で、経済とはそういうものだ。つまり今後は、非常に安価なデバイスが出てくるだろう。
 モバイル業界の世界的な商戦期は夏と年末だが、MWC2010はその商戦後に開催される。そのため、MWC2010で展示・発表された製品は価格が分からない。しかし、デバイスを見れば、そのコストをある程度は見積もれるだろう。今年のAndroid端末はおそらく最安値で129ドルとなるだろう。
――これまでのAndroidプロジェクトを振り返ってどう感じているか。
 我々の貢献の1つがプラットフォームを無償化したことだ。さらにアプリ販売ストアがあり、グーグルのクラウドサービスがある。世界中のメーカーがAndroidを搭載した電話機を開発し、次々に市場に登場させている。その結果、数多くのサードパーティーが参入し、マネタイズできるようになった。
 昨年のこの時期は、「G1」というAndroidの初号機と別のHTC製品が発表になっていた程度だった。いまでは27種類の端末が59カ国で出荷され、様々な言語で使われている。スマートフォンのカテゴリーでは一定の成功を収めたと考えている。



mixi登録制スタート 友人とつながる機能、前面に
 ミクシィは3月1日、招待状がなくても、ユーザー登録すればSNS「mixi」に参加できる登録制をスタートした。
 招待状なしで参加したユーザーの初期画面には「mixi同級生」など友人・知人を見つけやすくするサービスを表示し、マイミクシィ探しをサポートする。
 招待状で参加できる仕組みや、マイミクが0人のまま一定時間を経過すると利用できなくなる仕様も継続する。



任天堂「Wii」国内販売1000万台突破
 ゲーム雑誌出版社エンターブレインは1日、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」の国内累計販売台数が1000万台を突破したと発表した。
 2006年12月の発売から約3年3か月で達成し、据え置き型ではソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション(PS)2」の約2年7か月に次ぐスピードとなる。
 Wiiはコントローラーをテニスのラケットのように振ったり、体を使ったりして操作できる点が人気で、専用ソフトの「Wiiスポーツ」や「Wiiフィット」は350万本以上売れている。



ベスト電器が事業再構築計画発表 約3割の直営63店閉鎖 1000人規模削減
 家電量販大手のベスト電器(福岡市)は1日、2012年2月末までに、国内直営店の約3割となる63店舗を閉鎖し、1000人規模の人員削減に踏み切ることを柱とした事業再構築計画の具体策を発表した。新たに早期退職制度を設けて希望者を募るほか、新卒などの新規採用を2年間凍結する。同社は競争激化などで販売不振に陥っており、拡大戦略を見直して九州中心に経営基盤を立て直したい考えだ。
 この日は閉鎖対象店舗のうち、14店を公表。九州地区は、原田店(福岡県筑紫野市)▽南ケ丘店(同大野城市)▽海老津店(同岡垣町)▽ベストレンタル福岡センター(福岡市)▽サイバック御幸店(熊本市)▽武蔵ケ丘生活家電館(同)―の6店。残り49店舗は「営業戦略上、公表できない」としている。



ブラジルの高速鉄道 日本勢受注へ政府が金融支援
 政府はブラジルが5月にも入札を予定する建設費1兆7千億円規模の高速鉄道計画について、新幹線方式による日本勢の受注を後押しする検討に入った。円借款の供与や日本の企業連合への資金支援などが柱となる。企業連合は三井物産、三菱重工業、東芝、日立製作所の4社が中心で、今後、JRグループなどにも参加を呼びかけている。原発など大規模プロジェクトの受注で日本勢の競り負けが続くなか、官民一体でてこ入れを図る。
 日本の官民はブラジルの高速鉄道を台湾や中国に続く新幹線技術の輸出先として期待。鳩山由紀夫首相はブラジルのルラ大統領あてに日本の企業連合が入札に参加しやすい条件を整えるよう要請する親書を送った。



共通ポイントカード「ポンタ」始動 2陣営、囲い込み競争
 共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」の運用が1日、始まった。ローソン、昭和シェル石油、CD・DVDレンタルのゲオなど、まず11社が参加、5年で会員数を5千万人に増やす。一方、先行する「Tポイント」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)も提携先拡大で対抗。3月下旬から衣料専門店大手のポイントが参加、6千万会員の達成を急ぐ。消費低迷が続くなか、共通ポイントによる企業と顧客の囲い込み競争が激化しそうだ。
 ポンタは、三菱商事の子会社、ロイヤリティマーケティング(LM、東京・渋谷)が運営する。会員が参加企業の店舗などで買い物すると、共通ポイントが付与される。例えばローソンの場合は100円の買い物で1ポイントを付与し、精算1回ごとに1ポイントを付与する。たまったポイントは原則1ポイントを1円として使える。



北朝鮮が新経済特区構想 開発銀や輸銀も計画
 北朝鮮が検討している外国資本誘致やインフラ整備など新たな経済政策の概要が分かった。平壌など8都市を外資に開放する新たな特区に指定し、税制など優遇措置を与える。インフラ部門を中心に融資する政策金融機関「国家開発銀行」を3月中旬に設立するほか「国家輸出入銀行」の設立も計画している。大規模プロジェクトに中国などの企業を誘致する体制を整え、窮状が伝えられる経済の再建を目指す。
 金正日総書記の側近、金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党統一戦線部長が理事長を務める北朝鮮の政府主導の投資機関「朝鮮大豊(テプン)国際投資グループ」の関係者が明らかにした。だが、核問題で進展が見通せず、国際制裁も続く中で日韓や欧米の企業は動きにくい。外資呼び込みに狙い通りの効果をあげられるどうかは不透明だ。
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